列伝のシリーズで紹介する。今季は育成枠のまま、一軍登録はならなかった。


1977年3月生まれ。秀太、新井貴浩、同学年に里崎智也、サブロー、城島健司、嶋重宣、藤井彰人、相川亮二、金城龍彦、渡辺俊介、草野大輔、福原忍、MLBではマイケル・ヤング、ポール・コネルコ、エドガー・レンテリア、カルロス・リー、アルフォンソ・ソリアーノ、ハビアー・バスケス。

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横浜高では松坂大輔と入れ違え。1994年ドラフト4位で横浜へ。

キャリアSTATS

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粗削りで、一軍では通用しないとみなされ、下積みが長かった。
初出場は1997年4月4日、開幕戦のナゴヤドームの中日戦、7回表に代打で出場。初安打は4月8日ハマスタでの阪神戦、8回裏に代打で田村勤から。
2004、2005年で計71本塁打。リーグ屈指の強打者となったが、2006年にろっ骨骨折の大けが。
このオフにトレードでソフトバンクへ。
ソフトバンクでも主軸打者として活躍する。2008年に右足骨折、2011年にも骨折。フル出場は6年間で2年だけだった。

身体能力が高く、バットでボールをとらえるのも巧み。パワーもあり、見るからにスラッガーという体躯だったが、ケガ、故障が絶えなかった。
1000本安打は2011年10月2日、西武ドームの西武戦、3回表に石井一久から右前タイムリー。
2012年オフにトレードでDeNAへ復帰。
すでにベテランの域に達していたが、勝負強さは変わらず。筒香、梶谷の台頭とともに出場機会が減り、2015年に戦力外。
今年は中日で育成枠でプレー。28試合43打数12安打1本塁打8打点.279の成績を上げたが一度も支配下登録されず。
このままシーズン終了を迎え、10月1日に戦力外となった。

ちなみに多村を三浦大輔が投げたシーズン最終戦に出場させることは制度上できない。支配下登録の期限は毎年7月31日までとなっているからだ。

多村仁は、三浦大輔に比べれば成績は見劣りするが、彼も大事な選手だったはずだ。
引退試合はしないのだろうか。



2016年菊池雄星、全登板成績【念願の初2ケタ勝利】



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