今年はまず無理だろうと思ったが、やはりイチローはゴールドグラブが取れなかった。10年連続で受賞はストップ。
今季は外野手も守備位置別に分け、ESPNで発表するなど、例年とは異なることがいくつかあった。しかし、選手、監督による投票という仕組みは変わらない。イチローの衰えは、現場の仲間にも感じられたということか。
ゴールドグラブ賞の選手は、どんな基準で選ばれているのか、守備の各種STATSとそのリーグ順位を並べてみることにした。私自身は良く理解していないのだが、プラスマイナスシステム=Rpm、守備防御点=DRSもいれた。この2つのSTATSのリーグ順位は、1000イニング以上出場選手の中でのもの。参考までにイチローも載せる。



打撃の表彰であれば、リーグ屈指の数字を上げている選手が並ぶのだが、守備の場合、微妙だ。
投手。アリーグは、守備の良さで定評のあるマーク・バーリ。彼は一昨年足に当てたボールを超絶技巧でアウトにしたことがある。守備範囲も広く、牽制もうまい。しかしナリーグのクレイトン・カーショーは、数字的にはリーグ下位だ。今季はサイヤング賞の有力候補だが、それが影響しているのか。
捕手、マット・ウィータースが数字的にも傑出しているのに対し、ヤディヤー・モリーナは見えない。モリーナ3兄弟の末っ子であり、リードに定評がある。すでに4回目の選出だが、ちょっとした“ブランド”なのかもしれない。
内野手、一塁手はイニング数の多さが考慮されているか。常連のタシェアラを際し置いて、アリーグ移籍1年目で受賞したエイドリアン・ゴンザレス。守備だけでいえば、ケイシー・コッチマンも捨てがたいのだが。ナリーグのボットは、160試合で一塁を守ったのが大きいのではないか。二塁手、アリーグでは今年、ロビンソン・カノは守備範囲が非常に広くなり、動きも良かったのだがペドロイア。プラスマイナスシステムでの数字が抜群だ。ナリーグは数字的にはオルランド・ハドソンがブランドン・フィリップスを上回っているが、出場イニング数の差か。三塁手、アリーグはバルトレ。今年は960イニングしか守っていないが、何となく「顔」で受賞した感じだ。怖い顔だが。ナリーグのポランコは最年長の35歳。とにかく、守備範囲が広い。内野の華、遊撃手、エリック・アイバ―は、守備がうまいという印象はない。数字もパッとしないが、根拠はどこにあるのだろうか。対照的にトロウィツキーは、抜群の数字。今、最も守備力が高いのではないか。
外野手、アリーグの3人は初選出。エルズベリーは順当な気がするが、右翼のマーケイキスはどうか。イチローよりも守備範囲は広いが、守備だけで見ればフランクーアの方が上に思える。ナリーグでは、ジェラルド・パーラの数字は傑出している。しかしロサンゼルス・ドジャースの2人は少なくとも数字を見る限りは、選出理由がよくわからない。
日本のゴールドグラブの場合は、ベストナインの選手がそのまま選ばれたり、打撃に引っ張られる部分があったが、MLBの場合もあるのかもしれない。多くの人による投票は、いろいろな価値基準が入り乱れて、根拠が見えない結果になることがある。
ただ、イチロー、ジーター、トリー・ハンター、ジミー・ロリンズなど常連が姿を消したのは、世代交代が進んでいることを感じさせる。
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ゴールドグラブ賞の選手は、どんな基準で選ばれているのか、守備の各種STATSとそのリーグ順位を並べてみることにした。私自身は良く理解していないのだが、プラスマイナスシステム=Rpm、守備防御点=DRSもいれた。この2つのSTATSのリーグ順位は、1000イニング以上出場選手の中でのもの。参考までにイチローも載せる。

打撃の表彰であれば、リーグ屈指の数字を上げている選手が並ぶのだが、守備の場合、微妙だ。
投手。アリーグは、守備の良さで定評のあるマーク・バーリ。彼は一昨年足に当てたボールを超絶技巧でアウトにしたことがある。守備範囲も広く、牽制もうまい。しかしナリーグのクレイトン・カーショーは、数字的にはリーグ下位だ。今季はサイヤング賞の有力候補だが、それが影響しているのか。
捕手、マット・ウィータースが数字的にも傑出しているのに対し、ヤディヤー・モリーナは見えない。モリーナ3兄弟の末っ子であり、リードに定評がある。すでに4回目の選出だが、ちょっとした“ブランド”なのかもしれない。
内野手、一塁手はイニング数の多さが考慮されているか。常連のタシェアラを際し置いて、アリーグ移籍1年目で受賞したエイドリアン・ゴンザレス。守備だけでいえば、ケイシー・コッチマンも捨てがたいのだが。ナリーグのボットは、160試合で一塁を守ったのが大きいのではないか。二塁手、アリーグでは今年、ロビンソン・カノは守備範囲が非常に広くなり、動きも良かったのだがペドロイア。プラスマイナスシステムでの数字が抜群だ。ナリーグは数字的にはオルランド・ハドソンがブランドン・フィリップスを上回っているが、出場イニング数の差か。三塁手、アリーグはバルトレ。今年は960イニングしか守っていないが、何となく「顔」で受賞した感じだ。怖い顔だが。ナリーグのポランコは最年長の35歳。とにかく、守備範囲が広い。内野の華、遊撃手、エリック・アイバ―は、守備がうまいという印象はない。数字もパッとしないが、根拠はどこにあるのだろうか。対照的にトロウィツキーは、抜群の数字。今、最も守備力が高いのではないか。
外野手、アリーグの3人は初選出。エルズベリーは順当な気がするが、右翼のマーケイキスはどうか。イチローよりも守備範囲は広いが、守備だけで見ればフランクーアの方が上に思える。ナリーグでは、ジェラルド・パーラの数字は傑出している。しかしロサンゼルス・ドジャースの2人は少なくとも数字を見る限りは、選出理由がよくわからない。
日本のゴールドグラブの場合は、ベストナインの選手がそのまま選ばれたり、打撃に引っ張られる部分があったが、MLBの場合もあるのかもしれない。多くの人による投票は、いろいろな価値基準が入り乱れて、根拠が見えない結果になることがある。
ただ、イチロー、ジーター、トリー・ハンター、ジミー・ロリンズなど常連が姿を消したのは、世代交代が進んでいることを感じさせる。
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