昨日、マイアミ・マーリンズはイチローとのオプションを行使し、200万ドルで1年契約をすることを決めた。また2018年度も球団に選択権のあるオプションを設定した。

今季の戦績

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昨年は.229、9月は.139というひどい成績だったから、私はもう引退すべきだと思ったが、マーリンズと1年契約(2年目はオプション)を結んだ。

結局、3000本安打を達成するだけの、大して意味のない延命だと思ったのだが、4月から好調を維持し、生涯打率を押し上げそうな勢い。5/21、23には4安打も記録するなど、驚異的な打撃を見せた。

3000本が近づいた7月にはやや調子が下りたが、8月7日に大台をクリア、9月は少し持ち直してシーズンを終えた。

イチローのSO/BBはマーリンズに来てから向上している。早打ちがなくなり、球をじっくりと見ることができるようになった。

マッティングリー監督の起用もよかったと思う。調子が良くても定期的に休ませたし、彼の本来の打順である1,2番での起用も増やした。

イチロー自身のモチベーションも上がったのだと思う。
この間紹介したばかりだが、キャリアSTATS

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3030安打は歴代25位、ロッド・カルーまで23本だ。出場試合数はちょうど2500試合になった。

率直に言って、イチローの「好成績」は、「42歳にしては」という但し書きが付いて回る。
Baseball ReferenceによればWARは1.5、昨年は-1.2だったから、急回復はしているが、ア・リーグ170位に過ぎない。すごい選手ではない。

もうやめてもいいんじゃないかと思うが、この成績で、オファーもあるのなら、そして本人がその気なら、続けない理由はない。チームも日本からの注目度が上がるなど”イチロー効果”を期待しているのだろう。

ただ、過大な賛辞や、期待は必要ないと思う。
来年もありのままの成績で、他の選手と同様に評価すべきだと思う。



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