MLBで初めて規定投球回数に達し、防御率も3位に、良いシーズンだった。
今季の戦績
まずローテを一度も外れなかったことを喜びたい。
これは簡単なことではない。ひじに問題があり、トミー・ジョン手術の可能性さえ取りざたされたことを考えれば、これは素晴らしい。
QSは19、これはたいして良い数字とは言えないが、100球以下という球数制限を厳格に守った結果だろう。
田中は明らかに効率的な投球を意識していた。「打たせて取る」ということだ。
その結果として、奪三振数はイニング数を大きく下回る165、SO9は7.44。
軟投派の投手の数字だ。9月15日には7.1回を投げて奪三振0だった。
田中は様々な投球スタイルができる投手だ。打たせて取る投球をしながらも、ここぞというときはギアチェンジができた。それが魅力だったのだが、今季はそれを見せることはなかった。
面白くなくなった、と言っては酷だが、今季の田中は明らかに変わった。
ストライク率は67.1%、この数値はリーグトップクラス。3年間変化はないが、より無駄球を少なく投げるタイプに代わったのだ。
キャリアSTATS
NPBのように圧倒的な投球をすることはなくなったが、「比較的優位」を積み重ねることで、数字を伸ばしてきたということが言えよう。
今季はポストシーズン進出はならなかったが、田中の将来を考えれば悪いことではない。
3年ぶりに200回近く投げた疲労は間違いなく蓄積している。
オフにオーバーホールをしてほしい。
山本一義、全本塁打一覧|本塁打大全
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しかし抑えて投げるようになった分制球力が向上してメジャーでも屈指のコントロールを持つ投手として認知されるようになりました。
将来はマダックスのような投球をして欲しいな。