また日本の殿堂入り表彰の季節が近づいてきた。2日前に候補者が発表された。



現在、プレーヤー表彰で選出資格のある野球人は以下の通り。

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候補になる資格は、プロ選手で、引退後5年を経過した者。今季でいえば2011年以前に引退した選手。新たに小林雅英以下、4人がエントリーされた。
しかし、今季新たに加わった顔ぶれは、その実績、キャリアを見ても、今後得票数を伸ばしていくとは考えにくい。失礼ながら泡沫に近いだろう。

選出委員は、野球報道に関して15年以上の経験を持つ者。
選出委員1名につき7人以内の連記で投票し、3分の2の有効投票があれば75%以上の得票者が選出される。
プレーヤーズ表彰はエントリーされて15年以内に選出されないと資格を失う。
また得票率が4%に満たないと足切りされる。

今年のエントリーは16人。30名を選ぶとなっているが、該当者がいないのだろう。

この顔ぶれを見ると、今年のプレーヤーズ表彰は1人か2人かだと思う。
昨年最も得票数が多かった伊東勤でも、得票率は51%だった。
2013年の大野豊のように、前年の177票から273票とぐんと票数を伸ばして選出されるケースがあるから、可能性はあるだろうが、微妙なところだ。

立浪和義は、実名は上がらなかったものの、野球賭博事件の笠原将生にからんだ「それらしき名古屋在住の人物」が報道された。「僕が監督になったらお前(笠原)を引っ張る」と言ったという報道もあった。これが影響するかどうか。

佐藤義則は松永浩美とともに残年数が少ない。厳しいだろう。

タフィ・ローズはどうか?これまで日系、日本育ち以外の外国人選手が選出された例はない。しかも2000本に達していない。
ブーマーが一時期エントリーされていたが、2012年で消えた。バースはエキスパート表彰に回った。
印象度ではこの二人にやや劣るローズは難しいのではないか。
唯一の外国人2000本安打者、アレックス・ラミレスまで出ないのではないか?彼は2019年表彰から資格ができる。

佐々木主浩が、2014年に殿堂入りしたことで、クローザーも選出対象となった。高津は今年は無理でも選出される可能性はあろう。
また、昨年、斎藤雅樹が180勝で殿堂入りしたことで、200勝以下の投手が選出される可能性が高まった。桑田真澄も、数年先に選出されるのではないか。

監督経験者は現役時代の実績に加味して評価される。伊東勤はリーグ優勝の経験があるが、監督はしたものの優勝していない野村謙二郎の場合はどうなのか?微妙なところだろう。


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