オリックスは、台湾ウィンターリーグで選手を本気で育成しようと思っている。ソフトバンクとは大違いだ。

選手の背番号を見ればそれがわかる。

オリックス
27 青山 大紀
48 齋藤 綱記
6 宗 佑磨
10 大城 滉二
34 吉田 正尚

ソフトバンク
39 島袋 洋奨
126 齋藤 誠哉
130 児玉 龍也
31 栗原 陵矢
59 古澤 勝吾
140 曽根 海成
124 幸山 一大

オリックスは一桁の宗をはじめ、レギュラーを張ってもおかしくない選手ばかりを派遣しているのに対し、ソフトバンクは数こそ多いものの三桁の選手が4人もいる。

三軍もあり、育成システムを完備しているソフトバンクは、「お付き合い」でウィンターリーグに参加している。しかしオリックスは、台湾で活躍した選手をレギュラーシーズンでも使いたいという感じだ。

ちなみに日本ハムは選手を派遣していない。このあたり、各球団の意向が見て取れる。

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昨日は、リーグ戦の最終日。斗六のウェスタン選抜対台湾アマ選抜を見に行った。

ウィンターリーグはNPBウェスタンが2敗しかせず首位を走り、これをKBO選抜が追いかけている。3位はNPBイースタン、4位が台湾アマ選抜、5位がヨーロッパ選抜、6位が台湾プロ選抜。

プロの信用がない台湾では、アマの有望選手はNPBやMLBを志向する。独立リーグに来ることも多い。アマの方が素材がそろっているのだ。
しかし主催者のチームが最下位とは情けない。

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ウェスタンは台湾アマ左腕、張朝盛を打ちあぐんでいたが、3回に一番宗の犠飛で先制。

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しかし先発のオリックスの齋藤誠哉は、制球が悪く、球威もなく、4回表、台湾アマにタイムリーを2本許し逆転される。

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4回裏、吉田正尚が、左翼席に叩き込んで逆転。吉田はここまで5割を超える高打率。5本塁打もトップ。三冠王だ。何せ一軍の中軸だから、このクラスではずぬけている。

まじまじと見たが、昔の中塚政幸のような構え。とにかくスイングが早い。大きいのをねらって打てる打者だ。掛布雅之だろうか、岩村明憲だろうか。台湾側も警戒していた。

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台湾アマは4回に、この日大当たりの林立の一発が出たが、齋藤が降板してからは後続の日本人投手を打ちあぐむ。

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ソフトバンクの育成児玉は、森福ばりの左サイドで面白かった。

反対にNPBイースタンは、先発からは明らかに力が落ちる救援投手をせめて9-5で打ち勝った。

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夜は台中に戻ってCPBLとヨーロッパ選抜の試合を見たが、強烈な寒さでビールを飲んでも酔わなかった。
ひたすら「早く終われ」と念じていた。安打が出ると「いらんことすな!」という言葉が口をつく。いかんことである。
台湾プロCPBLは、寄せ集めのヨーロッパ選抜にも負けた。

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12月は北半球では野球、とりわけナイターの季節ではないことを痛感。



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