投手の名球界入りは、今後、NPB単独ではほぼ不可能ではないかと思う。

2016年オフ時点での勝利数20傑

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最多勝だった172勝の三浦大輔が引退。124勝の黒田博樹、83勝の福原忍、82勝の武田勝がいなくなったので、最多勝はヤクルトの石川雅規になった。
この左腕はまだ達者だが、これから5年10勝を上げ続けるのは難しいだろう。

以下の顔ぶれを見ても、150勝に到達する選手さえ、今後出てくるのだろうかと思う。

松坂大輔はこのシーズン前、和田毅に1勝差でリードしていたが、和田は最多勝の活躍で杉内に続く同世代2位の座を奪った。
松坂世代の黄昏はいよいよ深い。

100勝前の顔ぶれも元気がない。

実は、この顔ぶれは日本の先発投手のベストランキングではないのだ。

上記の表に、MLBで活躍する投手の数字を入れるとこうなる。右端にMLBでの勝利を記す。

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若くて、圧倒的な能力を有する投手は、キャリアの絶頂期でMLBに行ってしまう。このために、NPBでの通算勝利数は頭打ちになるのだ。

岩隈はあと3年で日米合わせて名球界入りするのではないか。田中将大、ダルビッシュ、マエケンにも可能性がある。

こういう形で「本当のエース」は日本にはいないという状態になっている。

大谷翔平は来年MLBに挑戦するとすれば、55勝前後で日本を後にすることになる。このランキングには乗ってこない。
則本昂大は今年で50勝だが、彼も早晩MLBに移籍するのではないか。

菅野智之は行かない可能性が高いだろうが、これから頭角を現す投手もあらかたそうなるだろう。

ある意味で、NPBは投手だけ「MLBのマイナーリーグ」になろうとしているのだ。



1973年加藤初、全登板成績

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