日刊スポーツ
侍ジャパンがアジアNO・1を競うアジアチャンピオンシップ大会を来年11月に開催する構想があることが28日、分かった。
 日本野球機構(NPB)が年内の業務を終了し、プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(74)が、新たな国際試合を開催する可能性を示唆した。
MLB側の熱が冷めているために、WBCが今回限りで終わってしまうのではないかと言われている中で、NPBも重い腰を上げたということか。

「侍ジャパン」という12球団に横ぐしを刺す「13番目の球団」の存続を考えるうえでも、国際大会を行うのは重要だ。

しかし、NPBはこれまで何度もアジアシリーズのようなものを主催、共催したが、うやむやのうちに中止している。

2005年から日韓台中豪伊の共催で始まった「アジアシリーズ」は、たった4回で終わった。日本で行われたが、注目度が低く、興行的にも失敗したからだ。
2009年には「日韓クラブチャンピオンシップ」となったが、いろいろあったすえに2011年で終わる。
2012年からは韓国、台湾で「アジアシリーズ」が行われた。2014年は中止。

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2013年のアジアシリーズ

2015年には日本、台湾共催で「プレミア12」が行われた。このとき「侍ジャパン」が初めて出場した。

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この経緯を見ていると、マネジメントの悪さとともに、NPBが何を目的として国際大会を主催、共催しているのか、目的意識の希薄さが見えてくる。

短期的な採算性を重要視するのなら、こんな国際大会はできない。

日本シリーズが終わってしまえば日本国内の野球人気はひと段落する。アジアシリーズも観客動員は望み薄だ。スポンサーを集めようとしても難しい。

採算性ではなく、アジア市場での野球の普及、NPBの国際進出への足掛かりを目的にしなければ、こういうことは続かない。

端的に言えば、お客さんは日本中心ではなく、他の参加国でもあってもよい。
アジア圏ではNPBの人気はかなり高い。MLBのように、NPBファンを海外にも拡げていくことや、グッズ、放映権の販売なども含めて、包括的な取り組みをすべきだろう。

12月に台湾で行われているアジアウィンターリーグは、CPBLが主催している。
CPBLは、招待した各国チームの交通費、滞在費などの経費を負担している。客の入りは悪く、CPBL自体も最下位に沈むなど、批判の声は大きいが、こういう形で野球人気を広げようとしている。
参加チームはアジアウィンターリーグを高く評価した。3週間にわたって集中的に試合をすることで、レギュラー未満の選手は貴重な経験を積むことができる。このシリーズから飛躍した選手も多いのだ。

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球場は整備が行き届き、移動距離も短い。また宿泊施設もグレードが高かったようだ。
日本のアマなどからも「参加したい」という声が上がっているという。

台湾の取り組みは、非常に参考になると思う。



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