毎年、年の瀬はブログのPVは芳しくない。この季節、野球どころではないのだろう。もっとも一昨年は、黒田博樹の移籍騒ぎで活況を呈したが。


ブログを書くということは、社会の動きを数字で感じることでもある。ある日を境に急激にアクセスが伸びたりするのだ。もちろん、私が書くブログの内容も数字に反映される。
このブログは自分の書きたいことだけを書くのが基本だが、それでも読者のニーズは気にしている。
定義はいろいろあるが、良いブログを書けば、書き続ければ、読者数は増える。その原則はほぼ間違いがない。

そうはいかないのが、本だ。
本は、中身で売れるものではない。基本的には著者名と、タイトルと、表紙デザインで売れる。
私は「売れる著者」ではないから、これはあまり期待できない。
タイトルはいつも、編集者や営業担当と最後まで揉み続ける。なかなか決まらない。人が手に取って、「これは」と思ってくれるようなタイトルにするのは至難の業だ。私はコピーライターだったが、キャッチフレーズと同じような才能が必要だと思う。
そして表紙デザイン、毎回、結構気に入ったデザインに仕上がっている。今年出した「野球崩壊」は、川淵三郎キャプテンの写真がでかでか載っている。うちの母などは「あの人は誰?あんたの本に便乗してるんじゃない?」などと言ったが、事実は逆なのは周知のとおり。川淵さんはあの時期、Bリーグ立ち上げを控えて、いろんなところに露出をしていた。その一環として“顔出し”をOKしてくださったのだろう。私たちがインタビューしたときに撮った写真ではなく、わざわざ別の写真を送ってくださった。気合も入っていたのだろう。

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「野球崩壊」は、結構無理をした本だった。内容が硬派で、遊びがない本だったからだ。それに加えて、この本は、新聞など主要メディアの「書評」も期待できなかった。
去年の「巨人軍の巨人 馬場正平」は、讀賣新聞、毎日新聞、東京新聞、共同通信などに書評が載った。特に讀賣新聞の書評は、売れ行きに大いに影響した。



しかし今回の本は「野球離れ」の一因は、大手メディアが野球の問題点を正しく報道してこなかったことにある、とはっきり書いているから、もとより書評は期待できなかった。
朝日、毎日の記者が「高校野球批判」を一切しないのは、実際に取材を受けて経験済みだ。まだ讀賣系の方が、「巨人批判」に対しては寛容なくらいだ。
朝毎が「野球離れ」を正面から書くのは、その事態がどうしようもないほど深刻化してからのことになるだろう。5年先か、10年先か。

書評を載せてくれたのはこの本を書くきっかけになった「高知新聞」だけだった。
これはかなり応えた。
しかし、この本の反響は、私の予想を超えた方向に広がっていきつつあるのだ。

以下、続く。


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