チーム防御率はリーグ10位というひどさだったが、リードして降板すれば何とかしてくれるスーパーストッパーがいた。

左が2015年の陣容、右が2016年、ベージュは移籍、ブルーは新加入。欄外の略称は移籍先、移籍元。薄緑は2016年、MLB初昇格。

BAL-2016Review-P


エース格のチェンはマーリンズに移籍、ゴンザレス、ノリスも移籍。
ここにレンジャースからガヤードを獲得したが、クリス・ティルマンが10の勝ち越しをした以外は、まるで下位チームのような数字が並ぶ。
先発陣の勝敗は何と47勝48敗と負け越している。

これを救ったのは、クローザー3年目のザック・ブリットン。これまでの2年間も素晴らしい火消しぶりだったが、今年は異次元の活躍。
自責点はわずか4。4月30日に1失点してから8月24日まで44試合連続無失点。その後も、閉幕まで15試合連続無失点。67回で38被安打。被本塁打はわずか1、相手チームはブリットンが出てきたら、試合をあきらめなければならない状態だった。

ブリットンの恩恵は先発陣だけでなく。中継ぎ陣にも勝利をもたらし、ブラッド・ブロック、ディラン・バンディの二人が二けた勝利を挙げている。
今年のオリオールズは、先発投手が降りてから勝負が始まったのだ。

こういう投手陣で、今季もうまくいくかどうかは微妙だが、面白い布陣ではあった。

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