ビリー・ビーンGMは、最近冴えない。選手をとっかえひっかえしているが浮上しない。

左が2015年の陣容、右が2016年、ベージュは移籍、ブルーは新加入。欄外の略称は移籍先、移籍元。薄緑は2016年、MLB初昇格。

OAK-2016Review-H


ビーンGMは、長打がそこそこあって四球が多い野手が好きだ。足は必要ない。捕手のボワト、外野手のレディックなどがそうだが、その条件にぴったり合うベン・ゾブリストをすぐに手放したのは意外だった。ゾブリストはカブスで活躍した。

ブレット・ロウリー、サム・フルドも放出して、レギュラーが4人入れ替わったが、ブリュワーズから移籍したクリス・デービスが一人気を吐いただけで、迫力のない打線だった。

お気に入りのココ・クリスプも衰えてFAに。

今のアスレチックスは「方向性が見えない」状態だと言えよう。オーナーの一人でもあるビーンGMの脳裏にも明確な構想が浮かんでいないのではないか。


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