朝日新聞
【ニューヨーク共同】3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、登録メンバー28選手に加え、大会途中で入れ替えが可能な「予備投手」10人の枠が設けられると米大リーグ公式サイトが6日までに報じた。
同サイトによると、1次、2次リーグ終了後にそれぞれ2人まで投手を入れ替えることができる。
この10人の予備投手の中にエース級の投手を入れておいて、二次ラウンド、決勝ラウンドに投入することが可能だ。

今回のWBCの日程を表にした。

WBC-Round


一次ラウンド、ソウルで行われるプールAが最初に始まり、東京のプールBがこれに続く。プールAから3日遅れで、マイアミとメキシコ、ハリスコのプールC、Dが始まる。

一次ラウンドを勝ち抜いた各プール上位2チームによる二次ラウンドは、東京とサンディエゴで行われる。
一次、二次ラウンドは、総当たりに、1~3位で相星のチームが出た場合の「ボーナス“プレーオフ”ゲーム」を加えた7試合。

東京ラウンド(プールE)を勝ち抜いた2チームは、ロサンゼルスへ移動する。3日間の調整期間が与えられる。
サンディエゴラウンド(プールF)を勝ち抜いた2チームは、猶予なしでいきなり決勝ラウンドに。

決勝ラウンドは、シングルイリミネーション、要するに単純なトーナメントだ。

二次ラウンドでの投手の入れ替えは、不調な投手と好調な投手の交代になるだろう。救援投手が多いかもしれない。

決勝ラウンドは、2試合、日程は最大3日間。
ここにエース級を投入することが考えられる。キャンプが終了して1か月以上経過し、オープン戦(スプリングトレーニング)も終盤だから、先発投手は仕上がっている。
オープン戦を投げる感覚で投げることは可能だろう。

より現実的には、二次ラウンド時点でとっておきのエースを合流させ、1試合だけテスト的に投げさせたうえで、決勝ラウンドに臨むという作戦もあるかと思う。

アメリカはこの制度によってクレイトン・カーシヨウなど、エース級の参加が可能になる。
日本も田中将大、マエケンなどの参加が可能になろう。
ドミニカ共和国はジョニー・クエトやアーヴィン・サンタナが出場に前向きなようだが、こういう形ならより参戦しやすくなるだろう。

日本にとっては有利とは言えないが、WBC全体の盛り上がり、とりわけアメリカ国内の注目度アップを期待するうえでは、良いことではないかと思う。


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