本塁打率が極めて高いスラッガー。個性的な選手だった。

1962年7月生まれ。同い年に渡真利 克則 、安部 理、秋山 幸二、伊東 勤、佐々木 修 、中西 清起、中島 輝士、小野 和幸、高山 郁夫 、愛甲 猛、和田豊、本西 厚博、秦 真司 、小川 博、広澤 克実、駒田 徳広、石本 貴昭 、MLBではトニー・フェルナンデス、ウォリー・ジョイナー。

泉州高校、プリンスホテルから1986年ドラフト4位で阪急に。

キャリアSTATS

Y-Fujii


入団時、すでに25歳であり、即戦力として1年目から起用された。

初出場は、開幕戦の1987年4月10日、西宮球場の南海戦、9回裏に弓岡敬二郎の代打で出場。この打席で井上祐二から二塁打を打つ。

2年目には規定打席未達ながら20本塁打。

阪急からオリックスにかわった1989年には30本塁打。リーグを代表するスラッガーに成長。41歳の超ベテラン、門田博光と中軸を組んだ。

90年にはキャリアハイの37本塁打を記録。極めて勝負強く、いいところで一発を打つ選手だった。

1992年にひざを痛めて戦線離脱するも、1993年に復活。以後も中軸打者として活躍した。

ゆったりとした構えから思い切りよく振りぬく打法。打球は右中間スタンドへと飛んで行った。

イチローがデビューした当時の主軸打者。同じ右投げ左打ちで、体格もさして変わらない藤井が、長打を連発するのは、大きな刺激になったのではないか。

1000本安打は1998年9月20日、大阪ドームの近鉄戦、3番右翼で出場し、1回表に小池秀郎から右翼へタイムリー二塁打。

40歳まで現役を続け、282本塁打で引退。

通算本塁打は歴代48位に過ぎないが、安打数に占める本塁打数は極めて高い。この数字の30傑。

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並みいる強打者を差し置いて藤井は歴代11位。中村剛也に抜かれるまでは、通算満塁本塁打のパ記録(14本)をもっていた。

草創期のオリックスを引っ張った偉大なスラッガーと言えるだろう。



1980年鈴木啓示、全登板成績【苦しい時に働いていないんだから・・・】

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