毎年の投票結果を見ていくと、いろいろなことが見えてくる。

2012年からの殿堂入り投票結果。グレー地は足切り、エンジ抜きは当選。

HOF-MLB2012-2017


ざっくりいうと、殿堂入りは1年で一発合格する超大物と、そこまではいかないが、時間をかけてじわじわ当選圏内に迫っていく大物、粘りながらも届かない惜敗組、箸にも棒にもかからない1年足切り組の4グループに分かれる。

2012年以降だと、マダックス、グラヴィン、フランク・トーマス、ランディ・ジョンソン、ペドロ・マルティネス、スモルツ、グリフィ、そして今年のイヴァン・ロドリゲスが超大物。

バリー・ラーキン、クレイグ・ビジオ、マイク・ピアッツァ、ジェフ・バグウェル、ティム・レインズが時間をかけて当選する大物と言うことになる。

しかし毎年の傾向は同じではない。2007年にミッチェル・レポートが出てから薬物疑惑のある大物選手は殿堂入りの道が閉ざされたが、近年になって薬物組の票数がじりじりと上がっている。

ボンズ、クレメンスの票数が上がっているのは一目瞭然。しかしサミー・ソーサは低迷。これは薬物に加えバットの不正などマイナス要因が多いからか。

永年候補になった挙句に殿堂入りがかなわなかった惜敗組の中には、ドン・マッティングリー、アラン・トランメル、リー・スミスのようにベテランズ委員会に回って復活するのではないかと思える候補もいる。

味わい深い表ではある。


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