広島出身という印象が強いが、実は九州男児。快速の内野手。
1922年7月生まれ。同い年に白坂 長栄、藤井 道夫、山川 武範、砂押 邦信 、別所 毅彦、安居 玉一 、小鶴 誠 、MLBではアルビン・ダーク、ジョージ・ケル、ホイト・ウィルヘルム。

豊国商業から1943年、名古屋軍に入団。

キャリアSTATS

J-Kanayama


入団1年目の開幕戦、4月3日の西宮球場、大和戦に8番遊撃で先発。6試合安打が出なかったが、4月20日、甲子園球場の阪急戦、8番遊撃で先発し、森弘太郎から初安打。

翌年、戦前最後のシーズンには3本で本塁打王になる。球は飛ばず、極端な貧打だった。

戦後も中日に所属するが、いわゆる赤嶺旋風によって急映、松竹と移籍。

2リーグ分裂の1950年は、松竹のリードオフマンとして最多盗塁を記録。1952年も最多盗塁。

1953年、これまた赤嶺旋風の余波で広島に移籍。新興チーム広島でもリードオフマンとして活躍。白石勝巳とともに生え抜きの若手を鍛え上げる。

引退後は広島のコーチを経て解説者。

極端な広島びいきの解説が地元では好評だった。1975年の初優勝時の涙にむせんで途切れ途切れの解説は、感動を呼んだ。

456盗塁は木塚忠助に抜かれるまで、NPB記録だった。

暫定版・通算セーブ数ベスト10【セーブ採用前の1950~1973まで】


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