スポニチ

今キャンプ、ハイペースで投げ込んできた右腕は「その日その日で(投げるか)決めている。紅白戦?分かりません」と話した。倉野投手統括コーチも「全体的に疲れがピークに来ている。無理やり投げる必要はないし、あすの状態を見て決める」とした。
これは「順調」なのか?
何らかのエマージェンシーサインなのか?現時点で明らかな異状は、公表するはずもないから憶測するしかないが。

松坂は14日のシート打撃に投げてから「軽めの調整」が続いている。
それは、予定通りなのか、キャンプ1週間で600球近く投げたことで、故障したのではないのか。

松坂大輔は、高校時代から続く自己流の「調整法=投げて固める、投げて調子を上げていく」を続けてきた。

MLBでは様々な制約があったにもかかわらず、それに適応することなく自己流で超した挙句、肘を痛めトミー・ジョン手術を受けるに至った。
復帰の課程でも、スタンダードな復帰までのステップをたどったかどうか疑わしい。ふつうの課程よりやや早く復活し、それ以降、全盛期の投球ができなくなっている。

率直に言えば松坂大輔の「自己流」は、ダメであることがもう証明されているのだ。

減量したのはいいことだが、だれかアドバイザーが横について「投げ過ぎ」や、「間違った調整」を指摘し、矯正していく必要があったのではないか。

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なぜ、松坂大輔は、自己流でしか調整できないのか。周囲にアドバイスを許さないような雰囲気があるのか。彼が頑迷で、一切口出しを許さないのか。

松坂大輔以降の投手が、まるでファッションを語るように、調整法や生活管理について工夫を重ね、情報交換をして、自らを磨き上げているのとは、あまりにも対照的だ。

同期で同じトミー・ジョン手術を経験し、鮮やかに復活して見せた和田毅は、松坂に何か言わないのだろうか?

まるで孤立しているようにさえ思われる。

投手出身の工藤公康監督は、松坂大輔をどうしたいのか。このまま飼い殺しで、球史に残る投手のキャリアを終えさせるつもりなのか。



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