同時期のコミッショナーと同姓同名(コミッショナーは「のぼり」)なので紛らわしいが、中日を代表する名二塁手。

井上登、チーム別&投手別&球場別本塁打数|本塁打大全
1934年5月生まれ。

三宅 秀史、森永 勝也、伊東 一雄、衆樹 資宏、権藤 正利、国松 彰、木村 保、カール・ボレス、高倉 照幸、久保田 治、MLBではハンク・アーロン、アル・ケーライン、ロベルト・クレメンテ、ルイス・アパリシオ、ロジャー・マリス。

岡崎高校から1953年名古屋に。

N-Inoue


入団時の正二塁手は国枝利通だったが、2年目には正二塁手に。長打は少なかったが、俊敏で足が速かった。
レギュラーになった当初は牧野茂との二遊間。続いて岡嶋博治、河野旭輝らとコンビを組む。

バットを短めに持って、球に逆らわずに打つ巧打者。シュート打ちが巧みだった。次第に長打も増して3番を打つことも多くなる。

ベストナインに5回も選出され、リーグを代表する二塁手になるが、1962年、絶頂期に南海にトレードされる。打線の強化を意図した南海、鶴岡監督が半田春夫・寺田陽介・長谷川繁雄と3人の選手と交換に獲得した。当時の中日、農人監督との折り合いもよくなかったと言われる。

南海では森下整鎮が二塁を守っていたため、外野に回るが活躍したのは1年目だけ。次第に出場機会が少なくなる。
1967年に中日に復帰して引退。

二塁で高木守道の台頭はあったにせよ、このトレードは失敗と言えよう。

引退後は、中日のコーチ、解説者。中日人脈の一人だった。


杉山光平、全本塁打一覧|本塁打大全

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