台湾には親しみを感じているので、もうちょっと頑張ってほしかった。いいところまで追い上げたが、信じられないようなミスが出て大敗した。

WBC-Taiwan-ISL


台湾は西武の郭俊麟が先発。台湾では期待された逸材だが、西武では力を出していない。
これが最悪の出来。1番フルドから4連打、ラバーンウェイにタイムリーを打たれたところで交代したが、これは遅すぎた。一挙4失点。

郭泰源監督は、NPBの投手に信頼を置いたのだろうが、これが完全に誤算。

イスラエルの先発はコーリー・ベイカー、カーディナルスでAAAまで進んだ右腕。球は速くないが制球が良く、はやる台湾打線は全くタイミングが合わない。

3回にはラバーンウェーの2ランが出て6点、試合が決まったかと思えたが、ベイカーが下がった後、6回に台湾はオーランに食い下がり、エラーがらみの満塁から林智勝がタイムリー二塁打、さらに林益全の犠飛で3点を挙げる。いい勝負になるかろ思えたが、ここからがっかり。

台湾は7回、好投していた蔡明晉が三塁打、タイムリーで失点すると元MLBの倪福徳を上げる。しかし四球と安打で失点しさらに満塁、ここで9番スコット・バーチャムがバント。これを投手倪福徳が取って、誰もいない一塁に。球が一塁線に転がるうちに3人が帰ってくる。決定的な5点が入る。

台湾はCPBLの仲間割れでLamigoが選手を出していない。他のチームから出た選手は日本でも合宿をし、準備をしてきたはずだが、チームプレーができていない。とにかく、ことに及んでしっかり準備ができない体質が露呈した。わざわざ韓国で声援を送るファンが気の毒に思える。

緊張感が切れて、大量失点。台湾は最終回に、二線級の投手に大量得点も及ばず。しまりのない試合になった。

イスラエルは二次ラウンド進出が濃厚に。一部を除き傑出した投手はいないが、野手はバットが振れている。警戒すべき相手だ。



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