1次ラウンドのおさらいしておこう。
何か遠い昔のことのように思えるが、PoolA、Bの星取表。

PoolAB


PoolAは、東アジア勢が惨敗し、IBAFの順位では下位の2チームが勝ちあがった。実際の母国で野球をする人は少ないが、その国に出自を持つアメリカ在住の選手や植民地の選手が、国を担って勝ち上がった。
イスラエルは盛り上がっているようだが、オランダはどうなのだろうか?

PoolBは、最終的には順当な結果。波乱はなかった。

PoolC、Dの星取表。

PoolCD


PoolCは、横綱ドミニカ共和国が、貫禄の3連勝。打線だけではなく、救援投手のすごさを見せつけた。
アメリカは強いとは思えないが、何とか勝ち抜け。
コロンビアにも勝機はあったが、この組も順当だろう。

PoolDは唯一もつれた。
1勝2敗の3チームは、「失点率」というややこしい計算で、3チームの内1つの脱落が決められる。

イタリア  19回20失点 失点率1.05
ベネズエラ 19回21失点 失点率1.11
メキシコ  17回19失点 失点率1.12

メキシコは一旦は勝ち抜けと発表されたが、イタリア戦でのノーアウトでのサヨナラ負けをイニングとしてカウントしないということで、負け抜けが決まる。イニングは当然投球回と言う解釈になるから当たり前のことだが、ぬか喜びした分、メキシコはむくれた。
メキシコはベネズエラとPoolDの最終戦を戦って11-9で勝ったが、ベネズエラへの失点を1少なくするか、メキシコの得点が1多ければ勝ち抜けていた。メキシコは2点差で勝てばいいと思っていたようだ。主催者は、正確な情報を伝えていなかったという、彼らも正確には理解していなかったのだろう。

2006年には日本がこの制度に救われて勝ち抜けしたが、この方式、いいとは思えない。

イタリアとベネズエラがプレーオフを戦う。

ベネズエラは打線だけならドミニカ共和国に次ぐ。本戦ではイタリアに大敗したが、よもや2度目の負けはないと思うが。

イスラエルも含め、ヨーロッパ勢が非常に強い今大会だ。


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