WBCの日程や組み合わせには不満の声が多い。
完全に公平、公正な組み合わせは不可能ではある。
興行的な側面を考えて、主催国のチームの試合がゴールデンタイムに組まれることは仕方がない。
カードについては「死のプール」「天国のプール」ができるにも仕方がない。
しかし、今後の日程を見ると、侍ジャパンにはかなり問題がある。

WBC、日本を中心としたカレンダー。

Scke


今日昼のオランダ、キューバ戦でキューバがオランダに勝てば、日本の勝ち抜けが決まる。キューバは夜の熱戦からわずか13時間でまた戦わねばならない。
キューバが負けて、日本が今夜イスラエルに勝てば、勝ち抜け。負ければ2勝1敗が3チームになるのでプレーオフに出場することになる。

勝ち抜けるとして、日本は翌日にはロサンゼルスに発つ。

片や、アメリカのPoolC、PoolDの勝ち抜けチームによるPoolFは、今日からようやく始まるのだ。

日本はペトコパークでのその経過を横目で見ながら、調整をすることになる。
相手が確定するのは決勝ラウンドの2日前だ。

この期間にクールダウンしてしまわないかどうか。前回大会も、3月12日に第2ラウンドが終わって渡米し、3月17日の準決勝でプエルトリコと対戦して1-3で負けたのだ。
今回も、全く同様のシチュエーションになる。

PoolEを1位で勝ち抜ければ、3月21日、2位ならば3月20日に試合をする。
決勝は3月22日。

投手は休養になるだろうが、絶好調の打線は維持できるだろうか。前回は現地で練習試合をしたが、そういう形で好調を維持できないと厳しくなるだろう。

相手はドミニカ共和国、ベネズエラ、アメリカ、プエルトリコのうち2つ。それにイスラエルかオランダ?

いずれにしても日本はパワーでは最下位、投手力では中位だ。最高のコンディションでなければ勝てないことだけは間違いない。

アメリカに行ってからが本番と言ってもよいだろう。



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