ついこないだまで12球団のキャンプを回っていたし、1000本安打列伝も続けていた、MLBのことも、マニー・ラミレスのことも気にかけていたが、このところWBCのことしか書いていない。頭の中がそれでいっぱいになっている。
始まるまでは、半分斜に構えていた。
「相変わらずいい加減な運営だし、MLBはやる気がないし。やめるとか言っているし」
ラグビー指導者の「ラグビーが強豪並みいる世界で勝ってもちょっとしか報道してくれないのに、WBCで侍ジャパンが勝ったら大騒ぎ、おかしい」というのも紹介した。
あまり期待できないように思っていたのだが、始まってみるともう、WBC一色である。

だって、真剣味が違うもん。みんなペナントレースでも見せないような「必死の形相」だもん。
トーナメントに近い総当たりリーグ戦は、1敗もできないプレッシャーがある。
どんな気持ちで参加しても「後がない」真剣勝負に巻き込まれていくのだ。

今年は、他の国も真剣度が違うように思う。とりわけプエルトリコとドミニカ共和国。すごい選手がそろっているだけでなく、彼らのコンディションも素晴らしいようだ。
残念ながら敗退が決まったが、ベネズエラは、ミゲル・カブレラが召集された選手に喝を入れたという。
オランダも、キャンプではちんたらしている印象しかなかったバレンティンが、MLBのそうそうたる若手花形に交じって、リーダーの仕事を果たしている。

イスラエルの選手は「これを手掛かりに這い上がってやろう」という野心を感じた。

韓国が惨敗したのは、そういう真剣味において全く及ばなかったからだろう。
アメリカも似たようなものだが、腐っても鯛でなんとか残っている。今日の試合が最後になる可能性もある。

ステージが上がるたびにヒートアップしている。日本だけではなく、ドミニカやプエルトリコも盛り上がっている。
アメリカは生中継は無いようで、ダイジェストしかやっていない。どうなっているんだ、この国は。

前回のことを忘れてしまいそうだが、前回も盛り上がった。日本が負けた日にこういうのを書いている。

さあ諸君!仕事だ仕事だ、日本敗れる|WBC

今年も私は「野球崩壊」の続編を書くべく、準備に入っているが、存続の危機を迎えながらも、野球はやはり面白い。WBCを見ているとつくづくそう思う。

ではあるが、そろそろ他の記事も書いていこうと思う。今日から選抜も始まるし。そうでないとWBCロスでしばらく書けなくなるかもしれないから。

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