投手陣も比較しておこう。先発が良いチームと、救援が良いチームに分かれる。

準決勝からは球数制限は95球になる。より先発の比重が上がる。

日本。先発、救援両方で登板した千賀は分けて記載。

Pitch-JPN


先発の防御率が、救援よりも悪い。先発一、二番手の石川、菅野はそれぞれ2度先発し、2回目に打ち込まれている。絶対的なエースとは言えないが、かといって使えないと断じるわけにはいかない。
しかし、先発でも救援でも無失点の千賀が魅力的に映るのは間違いないところだ。
アメリカ戦に負ければ次はない。予定では菅野だそうだが、だめなら早い回に千賀を起用すべきだろう。
救援は確かな投手がいない。
松井裕樹は3試合で無失点、安打も打たれていないが、今日の練習試合の負けは嫌な感じではある。
秋吉、宮西、平野らを小刻みにつないで牧田まで持って行く算段か。

アメリカ

Pitch-USA


日本戦はここまで1.1回だけ投げて3失点したタナ―・ロアークが先発。プライドにかけて投げるだろうが、日本にとってチャンスかどうかはわからない。何度も同じ失敗をするような投手ではない。
日本と違って先発より救援の方が防御率が落ちる。
ここへきて予備登録のマーク・メランソンを招集するとのこと。パイレーツ、ナショナルズで75試合に投げ47セーブ、防御率1.64というすごいクローザーだ。しかし、ここまで途中で呼び寄せられた投手は、昨日のドミニカ、エルビン・サンタナなどもそうだが、成功していない。
すでにヒートアップした空気にあとから参入するのは結構大変ではないか。
日本は何とか先制できれば、救援投手に代わってからちまちま点を稼ぐべきだろう。

プエルトリコ

Pitch-PRN


先発も救援も好調。プエルトリコは、先発が失点すれば早い回に変えていた。救援が頼りになるからだ。9人の救援投手の内、失点したのは2人だけ。この抜群の安定感が強さの源泉だ。
オランダは強力打線でまず、先発投手陣を突き崩すことだろう。
プエルトリコが追いかける展開になれば面白い。

オランダ

Pitch-NED


このチームも救援が好調。先発の柱と目されたバンデンハーグは日本戦で打ち込まれた。使いにくいところ。しかし他にめぼしいスターターもいない。
救援投手は、実績的には大した投手はいないが、この大会に入ってから調子を上げた投手が多い。ミューレンㇲ監督の投手交代の妙もあったと思う。
格でいえばプエルトリコ打線の敵ではないが、勝負はやってみないとわからない。


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