いや、オランダは日本戦に続き、すごい試合を見せてくれた。勝利は時の運と言うが、両者の戦いは見事だった。
オランダはケンリー・ジャンセンを招聘。しかしグレゴリウスが肩の故障で欠場、チームを離れた。
バンデンハークとホルヘ・ロペスの先発。

Ned-PUR


オランダは立ち上がりシモンズが内野安打、ボガーツが死球。しかしプロファーのバント空振りで、ボガーツがタッチアウト、さらに安打を打ったプロファーが、一塁を離塁して、モリーナの矢のような送球に刺される。運はあっという間にオランダから逃げていったかと思えたが、直後にバレンティンの一発が出る。

しかしプエルトリコは裏にコレーアの2ランで追いつく。さらに2回裏にはTJリベラの一発。

乱打戦かと思われたが、ここから両者は四つに組む。5回にはバレンティンの二塁打、スクープを敬遠し、ザラーガにタイムリーが出る。バレンティンが帰り、スクープも本塁を突くが、パガンからの中継プレーで本塁アウト。

両軍ともに素晴らしい継投。特にプエルトリコはジョー・ヒメネスがダメと見ると1安打されただけでクラウディオにチェンジ。これが功を奏する。

以後、点が入ることなく終盤に。9回、オランダのジャンセンは9球で三者凡退。圧巻の投球を見せる。
延長に入っても決着つかず、タイブレークに。
オランダには今大会2試合目のタイブレーク。代打バンダミーアがバントでうまく送り、プエルトリコは満塁策。しかしカート・スミスは併殺。

プエルトリコも1死満塁までは同じ。ここでロサリオの浅い中飛。専門の外野手なら楽に刺せる当たりだったが、オランダの中堅は本来遊撃手のプロファー、送球がそれて決勝点が入った。

バレンティンの神がかったような猛打、サンティアゴの好投、モリーナのキャッチング。見どころ沢山。両軍に拍手を送りたい。

バレンティンは守備でも足を痛めるほど猛ハッスルしていた。

決勝の山に最初に昇ったのはプエルトリコだった。



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