昨日の試合、8回の山田哲人のバントは、今大会の小久保采配ではほとんど唯一のミステイクではないかと思う。



アメリカに2-1と再びリードされた8回、ラッキーボーイ小林誠司に代えて内川聖一が代打に。
内川は見事に右前打、ここで1番山田。小久保采配はバントだった。

これが、なみの打者ならそれもあったと思うが、打者は山田哲人である。
今大会の戦績。

T-Yamada


山田は1次ラウンドでは調子に上がらなかったが、2次ラウンドから上向きに。リードオフマンと言うポジションに慣れて、思い切りのよい打撃がみられるようになった。
本人も「絶好調」と言っていた。
ドジャース戦でも1安打を打っている。好調は続いているとみるべきだった。
右打者で引っ張り専門だから、併殺の恐れもなくはなかったが、山田は盗塁王だ。ここは打たせるべきだっただろう。
NPBを代表する強打者としての山田の野心にかけるべきだった。

次打者菊池は、この日、最初の失点の契機となる失策をしたが、6回に起死回生の本塁打を打っている。
彼に2回目の殊勲打を期待する気持ちはわからないではない。
今大会の戦績。

R-Kikuchi


菊池は二塁手としてフル出場し、二番に固定されたが、打者としては成功したとは言えない。調子は上向きとは言えなかった。もともと長距離打者ではないので、二匹目のドジョウは難しかった。
菊池は昨年、最多安打と最多犠打を記録している。今大会でも2度犠打を決めている。
山田が倒れた後、1死から菊池に送らせても良かったのではないか。

結果的に山田も菊池もこれが今大会の最終打席になってしまった。

小久保采配は驚くほど的確だったが、この一事だけは「たられば」をしたくなるところだ。


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