今季のWBCでひときわ目立ったのは、アメリカの救援投手陣だった。

ダイソン、ニシェック、グレガーソンなど、フォームもリリース一も異なる救援投手がすごい球を投げた。しかも球速は95マイル以上、制球も良かった。侍ジャパンにも人材はいたが、見劣りする感は否めなかった。

侍の救援投手は千賀の救援分も含め3勝1敗2セーブ、35.2回を投げて28安打4与四球44奪三振、自責点10の防御率2.57、仕事はしたと言える。

主戦級救援投手3人の成績

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この3人と、先発に転向した千賀が救援では信頼がおけた。

秋吉は7試合中6試合に登板。自責点は0だったが、安打を3本打たれており、盤石と言う印象ではなかった。ただ思い切って内角を突く投球は短いイニングでは有効だった。

平野も6試合に登板。ペナントレースでもそこそこ打たれている印象があったが、キューバ戦で打ち込まれてから立ち直った。WBCでは頼りになった。厳しい展開になったときに相手打線をクールダウンさせる役割を果たした。制球もよく、落差あるフォークボールは非常に有効だった。小林誠司との相性も良かった。

クローザーの牧田は5試合。どう考えても役どころではなかったが、権藤コーチは彼を抑えに回した。
2次ラウンドのキューバ戦までは功を奏したが、楽勝ムードだったイスラエル戦の最後に投げてずるずると失点。このために次回起用に不安を残した。
ドジャースとの練習試合には投げて1回を無失点に抑えていたが、アメリカ戦では起用せず。
彼が万全だったら、運命の千賀の2イニング目はなかったかもしれない。


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