侍ジャパン監督としての4年間、小久保裕紀は42戦を戦った(アメリカの練習試合2試合を加えた)。29勝13敗。これをどう見るか、評価は分かれるだろうが、初代の常設侍ジャパン監督の戦績だ。
その足跡をたどっていこう。この間、日米野球、プレミア12、WBC2017と言う国際試合があった。この3つの公式戦には色を加えた。
なお、国際試合の場合は「日本」となり、国内の強化試合では「侍ジャパン」となる。
小久保ジャパンの最初の試合は、台北近くの新北市、新荘のスタジアムでの台湾戦だった。わずか7000人足らず(この球場は1.2万人しか入らない。台湾では決して少ないとは言えないが)の異国の観客の前で、スタートしたのだ。
2013年は3試合だけ。2014年の春はなし。秋に日米野球があった。本格的な始動はこの時だったと言えよう。
2015年には春に欧州選抜との2試合が行われ、秋にプレミア12に挑む。初戦と決勝ラウンドだけが日本で、あとは台湾。
台湾では全勝だった。きわどい勝負が多かったが、リーグ戦では負けない。これ、今回のWBCと同じだ。
プレミア12では中村剛也や柳田悠岐、山﨑康晃、小川龍也などもいたが、ほぼWBCに近い顔ぶれが揃った。
そして2016年秋からはWBC直前のチーム作りに入った。
強化試合、壮行試合では調子が上がらなかったが、東京ラウンドに入ってめきめき強くなった。
しかしアメリカに移動してからはテン州試合も含めて3連敗。他国での調整が大きな課題として残った。
この間、動員した観客は110万人弱。43試合での数字だから、約2.5万人を集めた。まさに「13番目の球団」と呼ぶにふさわしい。
次期監督がだれになるかはわからないが、今後の侍ジャパンは「春」「秋」にまとまった試合をするべきだと思う。
そして4年かけてチームを練り上げてほしい。
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台湾では全勝だった。きわどい勝負が多かったが、リーグ戦では負けない。これ、今回のWBCと同じだ。
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強化試合、壮行試合では調子が上がらなかったが、東京ラウンドに入ってめきめき強くなった。
しかしアメリカに移動してからはテン州試合も含めて3連敗。他国での調整が大きな課題として残った。
この間、動員した観客は110万人弱。43試合での数字だから、約2.5万人を集めた。まさに「13番目の球団」と呼ぶにふさわしい。
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