昨日の「ドリームシートでスコアブックを」に対する反響には、かなり驚いた。
私が父親から野球のスコアつけを教えてもらったのは、小学校低学年だったと思う。
伯父(父の兄)は野球選手だったが、父は水泳などをやっていて野球は遊び程度だった。でも、スコアの付け方を教えてくれた。いわゆる早稲田式だ(そういうや伯父の次男、私のいとこの手束仁はこんな本を書いている)。



以後、自分でスコアの付け方をいろいろ工夫した。大島信雄の野球スコアの付け方も読んだ。

野球を見るということは、スコアをつけることと同義語だったので、負担に思うことも、苦痛に感じることもなかった。

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読者各位のコメントを見ると、そもそもスコアをつけたことがない人が多いと感じた。応援と言う文化が広がってからは、スコアつけはマイナーになったのだろう。
確かにプロ野球でも高校野球でも、球場でスコアをつけている人は、本当に少数派だ。

スコアをつけるよりグランドに集中したいというコメントがあったが、1球ごとに記録をつけなければ、スコアの記入は1打席当り1~2秒だ。スコアをつけると試合展開が頭に入りやすいので、集中できると思う。
私は球場でビールを飲むのは国民の義務だと思っているが、その義務を果たしながらでも楽々スコアをつけることができる。ときどき義務をこぼして、汚してしまうが、それも野球観戦の思い出の内だ。
野球に身が入ると言う点でもスコアをつけるのは有効だ。

スコアをつけているから野球がわかっているとは言えない、という意見もあったが、野球そのものの理解はともかく、その試合の理解度は格段に上がる。
スコアをつけていなくても、「この打者は前の打席で左前に安打を打っているから警戒しないと」などと言う人もいる。そういうのを聞くと「この人、わかってるな」と思う。
そういう人は、スコアをつけている私に「ピッチャー、これで何人目ですかね」と聞いてきたりする。おそらく、今はつけていなくても、スコアをつけたことがある人なのだろう。

面白いかどうかは好き好きだから何とも言えないが、スコアをつけた経験がある人は、私のようにスコアをつけながらの観戦を面白いと思っているのではないか。

FBでもやりとりをしたが、高校野球審判の友人は、ある学校で指導者が控えの野球部員に「誰かスコアつけてくれ」と言った時に、誰もつけられなかったことがあると言った。

野球選手でもスコアをつけないようになっているのかもしれない。そういう選手は試合の流れとか、相手打線の特色などは、どうして把握しているのかなと思う。
部活の取材をよくやるが、女子マネはほぼ完ぺきにスコアをつけることができる。きれいな字で、色まで変えて記入されたスコアシートを見ると、野球への愛情が伝わる気がする。

お断りしておくが、スコアをつけないから野球への愛着が足りないと言っているわけではない。でも、スコアをつけると、野球の味方が変わりますよと言うことだ。

四国アイランドリーグは各試合のスコアシートを公表している。見たことがない人もいるかもしれない。こういうものだ。

Score


公式記録だから1球ごとに記入している。しかし、そんなに複雑なシートでもない。

試合展開をオンタイムで記録できるスポーツは、野球くらいじゃないかと思う。サッカーのように選手がずっと動き続けるスポーツでは、試合の詳細を人間の手で逐一記録するのは難しい。
野球のスコアは、1枚のシートで試合経過が把握できる。これは本当に優れモノだ。

ドリームシートの小学生に私は強制的にスコアをつけさせよと言っているのではない。スコアつけを教えて、スコアブックを与えてやれば、何人かはスコアをつけるだろう。スコアつけはずっと紙面を見ている必要はないから、落書き、いたずら書きをしているのと間違われることもまずない。
イニングの間に、前のイニングを振り返って友人と話したりできるし、有意義だと思う。

昨日、私はコメンターの方から英語ができないと散々こけにされた。英語はなかなか上達しないが、スコアつけは1~2試合つければ、要領が会得できるはずだ。基本さえ押さえれば、自分でいろいろ工夫もできる。楽しいと思うが。

今は本屋でもスポーツ用品店でもスコアブックを売っていないことが多い。
私もネットで買うことが多い。この一番安いのを何冊かまとめ買いしている。



スコアをつけたことがない人は、ぜひ、トライしてみてほしい。


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