昨日、私はオリックス、阪神の二軍戦を見に行った。奈良県中部の地方球場。家から1時間ちょっとで行ける。
甲子園の予選で、大和広陵の立田翔太と智辯の岡本和真の勝負を見た球場だ。女子野球も見に行ったことがある。
ネットやフェンスが高くて見づらい球場だ。内野はほぼ一杯だったので、外野に回った。

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芝生の外野席に日差しは強い。木陰を選んで腰を下ろし、カメラを構え、スコアブックを開いた。

オリックスの希望の星、吉田正尚が出ないかと思ったがまだ、それどころではない状態だった。

阪神の新外国人、キャンベルがあまり楽しそうじゃない表情で一塁を守っている。

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阪神の先発は、ミスター酷使と言いたくなる左腕榎田。やや荒れ気味だったが0点に抑える。

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オリックスの先発は吉田凌、続く左腕山田が頼りなかった。

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4番DHに入った今成が思い切り振りぬいて、右翼スタンドへ。私の座っている場所のすぐ近くに堕ちた。

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応援団はいないが、1球ごとに客席が反応して声が上がる。これ、なかなか心地よい。野球好きな人が集まってきているのだな、と思う。

私の前で背番号65を見せた外野手が守っている。きびきびとした動き。PL学園出身の緒方凌介だ。

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26歳、もう若くはない。高校の先輩、福留孝介が大きな壁になっている。おいかけらしき女の子が、すぐそばでカメラを構えている。

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彼女が見る前で、緒方は中越に大きな飛球を打った。

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二塁打かと思えたが、勇躍三塁へ。間一髪三塁打に。芝生で彼女は飛び上がって喜んだ。

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何の関係もないが、私もほおが緩んだ。

芝生では弁当を広げる家族連れや、グラブを持った小学生、子どもに野球を教える父親もいる。

ベンチでは阪神、掛布監督の姿も見える。私はこの人が高卒で出てきたときに甲子園で見ているのだ。年齢を感じずにはおられない。隣は今岡コーチだ。

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オリックスは冴えなかった。9-0のワンサイドゲーム。

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オリックスベンチでは試合終了と同時に反省会だ。田口壮監督の姿は見えなかったが、ぴしぴしダメ出しをしたことだろう。

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別に重要な試合でも、感動的な試合でもなかったが、こういう感じでのんびりと野球を見るのは本当に楽しい。桜の花びらも時折舞い込んできた。

グランドの中だけでなく、客席やベンチも眺めて、さまざまな人間模様を観察し、スコアをつける。このひとときが「野球」だと思う。

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アメリカでもこんな「野球の時間」は今もたくさんあるのだと思うが、そういう楽しみをあたかも「無価値」のようにみなす考え方が蔓延しているとすれば、それは本当に残念なことだ。

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1976年東尾修、全登板成績【チームはどん底ながら、連続2ケタ勝利】

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