移動中など、スマホでようつべの動画をよく見る。お気に入りはやはり野球で、イチローの外野守備、レーザービームを見ながらならロング缶3本はいけそうだ。
イチローと言えば右翼。「エリア51」と言われたセーフコの右翼から、三塁、本塁へのレーザービームは何度見てもうなる。
特に若いころは、山なりのボールではなく、投手が投げる4シームのようなボールが、そのまま三塁手のグラブに収まっている。これはすごい。
私はグリーンスタジアム神戸の一塁側から、イチローのレーザービームを何度か見ている。若いころのイチローの送球は途中でホップしているように見えた。掛布雅之の一塁送球もホップしているようだったが、距離が違う。

MLBの映像では、時折中堅からの捕殺シーンも出てくるが、これ、割と違和感がある。やぱりイチローは背中と左側に壁を背負って守っている印象が強い。

守備位置別の守備成績を出してみた。

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NPBではそもそも外野手を左翼、中堅、右翼で分けて記録していないから、こういう表を作ること自体が不可能だ。

NPBでそうだったように、イチローは右翼手としてMLBにデビューし、メジャーリーガーとしての競技生活の77.4%を右翼手として過ごしてきた。右翼手として1945試合出場は、MLB史上10位、1位はロベルト・クレメンテの2305試合だ。

イチローは10年連続ゴールドグラブを受賞したが、そのうち9度が右翼手として。1度は中堅手だ。2007年にイチローはマイク・ハーグローブ監督の判断で中堅に回され、右翼にはホセ・ギーエンが入った。

この年、イチローは238安打して.351、マグリオ・オルドニェスと激しい首位打者争いをして2位、ギーエンも.290を打ったが、翌年には元に戻っている。

捕殺数は2005年を最後に一ケタになっているが、これはイチローの肩を各球団が知悉して自重するようになったからだ。抑止力になったのだ。

2011年は初めて打率が3割を切り、200本安打も途絶えた年だが、右翼守備成績も急落、RF9が2を割り込んだ。はっきり衰えが見え始めた。38歳になるシーズンだった。

ヤンキースに移籍するまで、イチローは左翼を守ったことはなかった。左翼は守備がうまい選手が守るポジションという印象はない。イチローには似合わない印象だった。

しかしヤンキースでは左翼も守った。レギュラーが補償されていず、どこでも守る必要があったからだ。左翼手イチローはここまで98試合を守っているが、一度も失策はしていない。

ヤンキースに移籍してから右翼のRF9が向上した。今のヤンキースタジアムは昔と違って右翼95.7m、左翼96.9mとそれほどいびつではない。マーリンズに移籍後もよい成績の年があった。単に右翼によく打球が飛んだのかもしれない。

ところで、イチローはDHでの出場は52試合だが、1試合だけ他のポジションを守っている。
当サイトの読者なら、すぐにわかるだろうが、ま、いっぺん答えてみ。

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先発投手の白星がついたのは何試合目?

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