昨日から、NPBの選手の中で、試合に出ていない選手について調べている。今年30歳以上になる現役選手は260人いるが、このうち69人が一軍の試合に出ていなかった。




個別にはいろいろな事情があるだろう。しかしトータルで見れば、こういう選手たちは何をやっているのかという感想に至らざるを得ない。

MLBと比べることに不満の向きもあろうが、MLBではこういうことは起こらない。試合に出なければ選手は選手ではなくなり、降格されるか放出される。
中には長期DL入りをする選手もいる。大型年俸を勝ち取った挙句、DL入りしてろくに働かない選手や、トミー・ジョン手術で1年以上を棒に振る選手もいるにはいる。それらは大型契約に伴う弊害ではあると思う。

しかしそうした例外を除けば「試合に出ない選手」は、MLBにはいない。
野球選手は文字通り、野球をする選手であり、試合に出なければ選手ではなくなるのだ。

しかし日本の野球では「試合に出ない選手」が多数存在する。
高校野球で3年間公式戦に一度も出ない選手の数がどれだけいるかわからないが、10%以上になるのではないか。
アメリカであればアマチュア野球でも試合に出場できなければ、多くの選手はチームを移籍する。アマ野球でもあちらは頻繁にトライアウトを実施していて移籍が自由だ。
子どもよりもむしろ親が熱心に移籍を進めるという。

しかし日本では選手とは文字通り「選ばれしもの」であり、選ばれなかったものは、試合に出なくて当たり前という風潮がある。
「試合に出なくても得るものがある」というわけのわからない言葉を吐く指導者や親も多い。
実際に「試合に出なくてもメリットはある」ようだ。
高校、大学の名門野球部なら「在籍した」ことが就職や進学につながることもある、そして「辛抱をすることで人間性が養える」のだそうだ。
だったら最初から籍だけ入れて練習にも試合にも一切参加せずに、他のスポーツや勉強でもしている方がよほど生産的だと思うが。

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その流れがプロ野球にもつながっているようだ。ベンチウォーマーや二軍の肥やしになっていても、縁故ができれば指導者やスタッフの道が開けてくる。

元選手上りの球団職員の中には、細やかに気が付いて親切で、適任と思える人もたくさんいる。第二の人生として、適職を見つけるのは素晴らしいとは思うが、そういう「上がり」を目当てに試合にも出られないのに選手生活を続けるのは本末転倒だろう。

村田修一は昨日、久々にスタメンでファーストミットを持った。今季、規定打席入りはあきらめているだろうが、彼もベンチウォーマーに甘んじているのは、何らかのメリットがあるからだろう。

前述したようにMLBでは試合に出ていないベテランは解雇されるかトレードされる。若手はルール5ドラフトで市場に出される。
「試合に出ていない野球選手を一人でも減らす」努力を続けているのだ。

私は試合に出ることができない野球選手がごろごろといる状況は不健全だと思う。
こうした状況を打破し、選手に出場機会を与える必要がある。
二軍戦、三軍戦を充実冴えることも重要だが、それに加えてエクスパンションで16球団にすることも考えるべきだ。

観客動員が好調なうちに、地方にもプロ野球ファンを広げる意味でも球団拡張を考えるべきだ。
「野球のレベルが下がる」という人もいるだろうが、国際試合がさして重要でもない現状を考えれば、それは大きな問題ではない。

ロッテはどのくらい打てないの?

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