3日間、ずっと日本ハム、巨人戦をテレビ観戦した。今の日本ハムは「大谷翔平ロス」なのだと思った。
昨年後半、投打で神がかった投球を見せ始めてから。大谷翔平はどこにいても、何をしても注目されるようになった。
その傾向はもちろん、以前からあったが「目が離せない」ような存在になった。

確かに他の選手とはスケールが違いすぎる。腕を折りたたんで器用に振りぬいた打球がスタンドに飛び込むのだ。軽く当てただけの打球はフェンスを直撃する。
投げれば100マイルを平気で超える。その身体能力は、ずば抜けていた。

ポストシーズンに進出するあたりからから日本ハムは「大谷のチーム」になった。本来のチームリーダーの中田翔ももはやライバルではないと言い出すし、経験豊かな田中賢介もかすんでしまう。
中田翔などは「大谷に帰ってきてほしい」と真剣に願っているのではないか。

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投手陣では有原、高梨や増井など有力な投手はいたが、エースの名は大谷以外には考えられなかった。

苦しい局面でも大谷に回せば、大谷が上がれば、何とかなる。大谷の存在感は他を圧していた。

他の事例と少し性格は異なるが「精神的な支柱」になっていたのではないか。

それは侍ジャパンでも同様だった。大谷に回せば何とかなる。オランダ、メキシコとのテストマッチでも、彼への依存度は、異様に大きかった。

しかし前代未聞の「フルでの二刀流」は、さしもの大谷をしても、限界を超えていた。前例のない起用によって、大谷の身体は末端部分から摩耗していった。
体幹が無事なのはほっとするが、「二刀流」は、やはり人間の限界を超えているのかもしれない。

おそらく7月になる大谷の復帰によって、日本ハムはどれだけ様変わりするのか、注目したい。

目をMLBに転じれば、これまでNPBの投手ビジネスの目玉だったポスティングフィーが廃止されそうな様相だ。
高い金を出して日本人投手をとっても、長期間活躍するのは難しい。田中将大しかり、岩隈久志しかり、前田健太しかり。1,2年はいいが、3年経てばみんなつぶれていくではないか。
ダルビッシュは例外だが、そもそも彼の身体は純然たる日本人のそれではない。

大谷翔平は年齢による年俸の制限にも引っかかる。今オフのMLB移籍が規定の事実のように報じられるが、時期尚早ではないかと思う。
どんな形にせよ「二刀流」のスタイルを確立するために、なお、1シーズンを必要とするのではないか。

NPBの143試合のシーズンで、彼はどんな働きをするのかを、しっかり確立したうえで海を渡るべきだろう。

今のまま、ポテンシャルの高さだけでMLBに移籍しないほうが良いだろう。

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