高野連は、数字の操作はしていないと思われる。しかし、部員数を減少していると思わせたくないために、できるだけ大きな数字を公表するように各県高野連指示をしていたと思われる。
つまり、正規の部員だけでなく臨時部員も加える。競技人口とは言えないが、女子マネージャーも部員に加える。
高校野球の取材をしていると、女子マネージャーが人気になっているのを感じる。多くの高校で複数の女子マネージャーがいる。高校野球女子にとって「あこがれの仕事」になっているようだ。全体の8%、つまり1.3万人ほどいることになる。小さな数字ではない。

しかしそういう「膨らまし」をしても、高校野球競技人口の減少は明らかになってしまった。

2か月ほど前に紹介したが、「侍ジャパン事業」の生みの親で、スポーツマネージメントの専門家である荒木重雄さんは、この数字が出る前にこう言っていた。

今の高校1年生男子の人口は60万人に対し野球部員数(高校1年生)は5万7千人。高校生男子の9.5%が野球部員ということ。
つまり、約10人に1人が甲子園を目指している高校球児ということになります。全盛期、当たり前のように子供のころから野球をやっていた世代、つまり私たちの時代(1980年前後)の約2倍です。(野球全盛期でも5%前後でした)

そして、あと10年もすると男子人口が今の60万人から50万人へ。

仮にこの異常なまでに高い野球競技率の9.5%を維持できたとしても、(10年後にくる)人口50万人に9.5%を掛け合わせると、1学年1万人の部員減少ということになります。

これまで「野球人気が低迷しているって言うけど、高校野球人口は微増を続けているので、なんだかんだ日本は野球だよ」という皮膚感覚の時代の終焉です。いよいよ下り坂傾向に突入しました。
子供に何をやらせるか?という質問に対して「野球vsサッカー」という構図もあと数年で大きく変わるでしょう。

2020東京五輪を契機に、野球、サッカー以外の競技への選択肢は増えるでしょう。となると、現状の9.5%が増えることは想定できず、大幅な減少は必至な状況。

まずアクションを起こすべき領域は、裾野。つまりは、未就学児、小学生低学年へのアプローチ。それは「競技としての野球」ではなく、「遊びとしての野球」の普及だと思っています。特に野球は、知れば知るほど面白くなるスポーツ。逆説的に言えば、知らないと面白くない。となると、少年野球経験者こそ、その10年後の野球ファンの予備軍であると思っています。∴競技者減は将来のファン減につながりかねない。。。という仮説をもって、これからも微力ながら裾野の拡大に向け、頑張ります。


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高野連、そして朝日、毎日両新聞社をはじめとする新聞メディアは、この意見に真剣に耳を傾けるべきだろう。

野球の底辺を広げる活動は、全国で始まっているが、各地で「高野連」が普及の壁になっている。またその活動を全国紙がしっかり取り上げることもない。

今からでもいいから、手のひら返しをしてこのことを真剣に見つめてほしいと思う。


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