難しい話だと思うが、18時スタートのナイターでは、サラリーマン各位は頭から見ることは不可能だろう。
先日の京セラドーム、オリックス、日本ハム戦は大谷翔平の予告登板があったから、満員御礼になったのだが、試合が始まってもかなり空席があった。

18時半過ぎにビールを片手に入ってきたサラリーマンのかたまりが「え、大谷投げてないやん」と驚いていた。
大谷がマウンドにいたのは25分ほど、2回途中29球で引っ込んだ。満員になったのは19時を回っていたから、2割以上のお客が大谷の雄姿を見ることができなかったはずだ。

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最近は社会人の働き方が多様化した。昔のように18時にタイムカードをガチャンと押して退勤するサラリーマンは減っているだろうが、18時という開始時間は頭から尻尾まで試合を見たい向きにはつらい時間だと思う。

昭和の時代は、19時スタートの時期が長かった。テレビをつけたら巨人戦の1回表、20時54分で「試合の途中ですが」で中継打ち切り、あとはプロ野球ニュースというパターンだった。
1970年代に18時半になったように記憶する。
1980年代、淀屋橋の会社に勤務していたが、18時にタイムカードを押して、会社の横からタクシーに乗って、2メーターくらいで大阪球場について、チケットを買ってネット裏に座ってビールを一口飲んだらプレイボールというのが、ベストのタイムテーブルだった。勝ち誇ったような気分になったものだ。地下鉄に乗っていては間に合いません。

しかし今は、早退でもしないと絶対無理だ。

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早い時間帯になっているのは、帰りの足を気にしてのことだろう。最近は少なくなったが、4時間を超える長い試合になれば、終電を気にする人も出てくる。
ゾゾタウン、メットライフドーム、ほっともっとフィールドなど、都心から離れている足場の悪い球場は、22時を過ぎれば帰りの足を気にする人も出てくる。

ではあるが、18時は早すぎるだろう。土・日はそれでもいいが、平日のナイトゲームは18時半にすべきではないか。

車での来場が前提になっているMLBでは20時試合開始も普通にある。この季節、18時はまだ激しく暑いし、普通の勤め人は間に合わない。

30分遅らせるだけでずいぶん違うと思うのだが。



1968年のセ・リーグ投手陣 リリーフ詳細版


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