いつの間に、こんなに洗練されたアスリートになっていたのかと思う。
ドジャースでの背番号は「21」に決まった。

Darvish-Caree


ダルビッシュ有は、テキサス・レンジャーズを離れるにあたって、地元紙ダラス・モーニング・ニュースに全面広告を出したという。

こういう報道をしている。

Yu Darvish says thanks to Rangers fans, defends himself with full-page ad in The Dallas Morning News

Darvish


チームカラーの真っ青な紙面を背景にダルビッシュが微笑んでいる。

チームのサポートに感謝するとともに、最後の登板で10失点したことを心残りだと言っている。これはジョークだ。
そしてファンに謝辞を述べている。三振を奪うことよりもファンが大事だった、と。

こういう広告を出すにはMLBではそれほど珍しくない。数百万円の広告費もダルには微々たる出費ではあろう。
しかし、格好いいと思う。

5年間で、52勝39敗 防御率3.42 960奪三振。

トミー・ジョン手術をしたために1シーズン半を空費した。それを含めて、ダルビッシュの5年が、期待に沿ったものだったかどうかは微妙だが、この日本生まれの投手がずば抜けた実力の持ち主であることを知らしめたのは間違いないだろう。

ダルビッシュは、「肉体的なハンデ」を感じさせない最初の日本人投手だった。
彼はハーフで、中近東の血が混じっている。
純粋の日本人ではないことで、彼は、日本やアメリカを少し離れた立ち位置から見ることができたと思う。
そして、人種や国籍ではなく「野球人」「アスリート」としての立場から、先進的な発言をしてきた。
そういう賢さは、もともとの資質に加えて、どこにいてもストレンジャーという出自にもよるのだろう。

何度も言って申し訳ないが、煙草を喫ってパチンコをやって謹慎処分を食らった19歳が、ここまで素晴らしいふるまいをするのだ。

「かわいい子には旅をさせよ」とは、よく言ったものだ。
ダルビッシュのドジャースでの活躍に期待したい。



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