ゴールドグラブさんから有意義なコメントをもらったが、最近の高校野球がどのように変貌しつつあるか、まとめておきたい。

守備編

・内野手のバックハンドでの捕球が当たり前になった

 桑田真澄がMLBの内野手のプレーを例に引いて「これからは中学、高校の皆さんもバックハンドでのゴロ処理を覚えてください」といったのは数年前だったが、今季の甲子園を見ていると、バックハンドで捕球するプレーが目立った。
 日本のアマ野球は「打球は体の正面で処理する」ことを金科玉条とし、体の側面で打球を処理すると、罰当たりのように叱られた。それは過去のものとなった。
 しかし「バックハンドで捕ったが、体の正面で捕ったので基本は守られている」という解説者もいた。

・腕だけでの送球も増えた

 昔の指導者は、正確性を期すために捕球ののち体を起こし、正しい姿勢で投げることを求めていたが、今のトップクラスの高校生は捕球して斜めになったまま、スナップを利かして投げることが多くなった。それだけスピード感が上がったということだ。

IMG_5882


打撃編

・1番から9番まで、控えも含めてフルスイングするようになった

 球に逆らわずに右打者なら右、左打者なら左方向に打つのが良い、フルスイングはもってのほか、というのが高校野球だった。今も走者が出る局面などでは、そういう打撃が見られるが、無走者では各打者がフルスイングするようになった。
 フルスイングは、思い立ってすぐにできるものではない。打撃練習の時に、レギュラーも控えもフルスイングでボールを遠くに飛ばす練習をしているのだ。これは有力校の練習を見ればふつうにみられる。

・バントは限定的

上位打線、中軸打者がバントで走者を送るケースは減っている。また1死でのバントも減っている。大量点を奪いたいというチームが多く、つなぐ野球は減っている。バントの構えをしても、途中から強攻に切り替えることも多い。守備能力が向上し、バントの成功率が下がっている可能性もある。

投手編

・フォーク、チェンジアップを投げる投手が多くなった

これはしみじみ感じる。ワンバウンドになるようなフォークを思い切って投げる投手が本当に多くなった。エース級だけでなく、救援投手でも普通に投げる。また、捕手もワンバウンドを普通に取る。
チェンジアップと思わしき球種もよくみられる。こういう球を身に着けるのも必須になっているのだろう。

・ベンチのサインが減った

これはあくまで「そう思う」だが、ベンチの監督が球種やコースを指示することが減ったのではないか。
投手が捕手とのやり取りで投げることが多くなったように思う。

ざっくり言えば、高校野球はMLB寄りに変化しつつあると言えよう。


IMG_6334




10人の打者 vs 23人の張本勲 |バットマンレース・スピンオフ


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!