最初に菊池の投球が「不正」とされたのは8月17日の西武―楽天戦だった。審判が短く「イリーガルピッチ」です、というのが2回続き、ボールが宣された。私はこの試合を球場で見ていた。
場内はざわついた。何がおこったかわからなかった。
辻監督が出てきて、審判に抗議をした。その後、審判がマイクで場内に説明をしたが「菊池投手に不正投球があったのでボールを宣告しました」と言うだけだった。

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後からの報道では、菊池の右足の動きが「段がついている」とのことだった。
この部分か?

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19日には日本ハムの井口和朋も、投球動作が止まっているとしてボールを宣された。

そして8月24日の試合では菊池が再び立ち上がりから不正投球を宣せられ、菊池は調子を崩して7失点で大敗した。

審判団の見解では、以前から菊池の右足の動きには問題があると思っていたようだ。菊地自身も二段モーションであるとの指摘は以前から受けていたようだ。井口もキャンプで指摘されていたという。


ダルビッシュは菊池の1回目の不正投球の後
「本当にどうでもいいことには力入れるよなぁ。。」とツイートしている。
日本ならではの厳格適用なのか、とも思いたくなるが。

おそらくは審判部で、投手のフォームについて何らかの話し合いの機会がもたれ、今後は厳格化していくことが申し合わされたのだろう。

「どうでもいいこと」ではないと思うが、やり直し、調整が利くキャンプ中ではなく、ペナントレースたけなわの今の時期になって、なぜ投球フォームの規制を厳格化したのか、理解に苦しむ。

こういう形で恣意的に適用されれば、ペナントレースや個人成績にも影響を与える。事実、西武の菊池は前日まで防御率は1点台だったが、今日は2.32、2位のソフトバンク東浜巨には0.12差まで迫られている。

不正投球の問題は投手には非常にショックだ。菊池は夜中に起きてシャドーピッチをしたというが、投手の将来にかかわる難儀につながりかねない。



今、審判部はセ・パの区別がない統一の組織だ。セの投手でも不正投球に問われる投手が出るかもしれない。

あるいはMLBの審判団との間で意見交換があったのかもしれない。ボークや投球フォームについては、日米で見解の相違があるのは事実だ。

しかし、それにしても「規制はキャンプでの周知徹底を図ったのちに、シーズン当初から行う」のが当たり前だろう。
看過できない酷い不正投球だったとも思えない。なぜ今ごろ、という点については審判団に説明責任があると思う。




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