横田はどうなったのか、というコメントがあって、関係者に聞いたが「どうやら病気らしい」とのことだった。「滅多なことは言えん」と思っていたが「寛解」とのことで発表があった。

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阪神・横田、合流は来春キャンプ 金本監督「まずは、ひと安心」
横田本人との話し合いでは「来春のファームのキャンプに合流できれば良いかなと」と、来年2月のキャンプインを目標にリハビリに取り組むと説明。


「寛解」とは、完治ではなく、悪性細胞が見られなくなった状態を言う。
メディアの報道によれば、横田は開頭手術を受けたのではなく、おそらくは放射線治療と投薬を中心とした治療を受けたようだ。
比較的早い復帰は、そのためではないかと思われる。

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馬場正平の取材のときに専門家に話を聞いたが、脳腫瘍は1万人に1.5人くらいの確率で発症する。それほど珍しい癌ではない。
極めて種類が多く、脳腫瘍と言うだけではどんな症状かはわからない。良性のものも多い。
馬場正平も良性脳腫瘍の一つである下垂体性腫瘍だった。1956年12月22日、東京大学清水健太郎教授の執刀で、右前頭開頭術が行われた。大晦日に退院し、翌年正月には故郷の新潟に帰省、1月下旬の多摩川キャンプに復帰した。放射線治療もなく、薬も大したものがなかった60年前のこと。今の専門医が見ても「奇跡」というほど早い復帰だった。

横田の場合、「寛解」という言葉を使っていることでもわかるように、悪性腫瘍だったと思われる。

現役中の脳腫瘍と言えば、津田恒美を思い出す。30歳になる1990年に発病し、93年に亡くなっている。腫瘍ができた部位、腫瘍の性質によっては、そういうケースもある。

1998年には28歳の盛田幸妃が脳腫瘍を発病した。こちらは良性だったが運動機能を圧迫する可能性があり、摘出手術を受けた。彼は翌年復帰し、以後4年間プレーしている。

20年前と比べても、手術も放射線治療も薬物療法も飛躍的に進歩している。悪性であっても社会復帰、選手復帰は可能だと思う。

今季は、広島の赤松真人が胃癌の手術から復帰しようとしている。すでに支配下登録され、リハビリに入っている。去年の写真。

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癌は遺伝や環境の要素もあるが、老若男女問わず、誰にでも発病の可能性がある病気だ。今や治る病気でもある。

横田は来季のキャンプで元気な姿を見せてくれるのではないか。



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