NPBからMLBに移籍した先発投手のMLBでの成績をもとに、涌井、菊池雄星、大谷翔平のMLBで活躍を予想してみよう。
NPBで専ら先発投手として活躍した投手で、NPBに移籍したのは22人。
彼らのNPBでの通算成績、移籍前年の成績、MLB移籍1年目の成績、MLBでの通算成績を並べた。
NPBの通算成績は移籍前まで、NPBに復帰して以降の成績は含まず。
比較のために、涌井、菊池、大谷のここまでの成績も加えた。

NPB-MLB SP


野茂の成功の印象が強いが、22人のうち、MLB移籍初年度に二けた勝った投手は7人だけだ。
また前年のNPBの勝ち星を上回ったのも5人だけ。

22人のうちMLBでの通算勝利数が50勝に達したのも6人だけ。マエケンは可能性があるが。

NPBの通算ERAよりも、MLBでの通算ERAが良かったのは黒田博樹、上原浩治、高橋建の3人だけ。上原はMLBでは救援投手に転向したので単純比較はできない。

実は移籍直前の年は、調子を落としたりフルシーズンで活躍できなかった投手が結構いる。野茂がそうだし、上原浩治や岩隈久志もそうだ。彼らはコンディションもそうだが、球団との関係が微妙になってモチベーションが低下していたとみることもできよう。そういう意味では、今季の涌井も状況は似ている。

2012年以降移籍した先発投手は、和田毅を除いて先発投手として活躍している。確率が高くなったが、それはMLB側が選手を厳選するようになったからだ。
年齢が高くて10勝10敗のような成績を上げる投手には、オファーがなくなった。

涌井、菊池、大谷の成績を並べると、大谷はいかにも時期尚早。せめてもう1度規定投球回数に達してから移籍すべきではないかと思える。菊池はポスティングではなく海外FAでの移籍を目指しているようで、移籍は早くて来年オフになりそうだが、適齢期と言えよう。
涌井はオファーが来るかどうか。また移籍後、高橋尚、上原のように救援に転向を強いられる可能性もあるだろう。

年齢別に3つに大別して成績を見る。

NPB-MLB SP02


20代で移籍した投手は二けた勝利を挙げることが多いが、防御率は悪い。
30代前半は、故障したり、スタミナ面で問題があるなどして勝ち星は減るが、防御率は3点台に。カラダに問題がなければ、経験を積むことでアジャストする能力が高まるからではないか。
35歳以降で移籍しても、活躍は厳しいところだ。

こうしてみると、適応力次第で涌井には活躍の余地はあると思われるが、MLB球団が評価してくれるかどうかだ。
移籍がかなえば、重要なのは1年目の成績。ここで実績を残さなければローテに生き残るのは難しいだろう。

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夢の裏バットマンレース(後半戦)


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