馬鹿な読者から「夜中にやっててもビデオ撮って見ろよ」と言われてむかっ腹をたてたが、チェックしていないわけではない。
WBSC U18、日本はカナダに負けた。4-6、6安打4失策のカナダを11安打しながら捕まえることができなかった。この試合からも、日本の「高校野球」は、ガラパゴス化が進んでいることが見て取れた。

今夏の甲子園は、本塁打量産に沸いた。その主因は、多くの選手が筋トレなどパワーアップに励み、打席でもフルスイングするようになったことが大きい。しかし、今夏は優秀な投手が少なかったのも事実だ。

2015年の大会では、日本は決勝でアメリカに敗れたものの、それ以外での試合はオーストラリア、キューバ、韓国などを圧倒したが、今回はオランダやオーストラリアにも苦戦し、カナダには敗れた。カナダに負けるとはだれが予想しただろうか?

2015年は大阪、兵庫で行われた。ホームアドバンテージもあったといえようが、投手が優秀だったのも間違いない。佐藤世那、高橋樹也、小笠原慎之助などの逸材がいた。

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今回は、カナダで開かれている。海外遠征の経験がある選手が多いにしても、敵地での試合に慣れない部分はあるだろう。しかし、それを差し引いても徳山壮磨、山下輝、清水達也、三浦銀二らの投手陣は2年前に比べてやや見劣りする。

2015年もそうだったが、清宮幸太郎はツボにはまればものすごいが、ダメなときはからきしだめだ。今朝の試合では本塁打を打ったが、トータルで期待に応えているとはいいがたい。打率は.250、中村奨成は.100と絶不調。疲れているのではないかと思えた。

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北米大陸の投手は、10代であっても動く速球を投げる投手が多くなっている。球速もある。『パーフェクトゲーム」など10代の有望少年を発見するサイトの繁栄とともに、投手の能力が飛躍的に上がっている。まっすぐに磨きをかける日本の投手とは異質になっている。
日本の投手で通用したのは、フォーク、スライダー、シンカーなどの変化球だ。スピードボールは打ち返されるようになっている。

よく言われることだが、多少芯を外しても強振すれば飛んでいく金属バットを使う日本の高校野球は、時代遅れになりつつあるのではないか。
木製バットを使うこの大会での貧打ぶりが、なおさら日本の「甲子園」のガラパゴス化を際立たせている。
「甲子園で活躍した」からと言って世界で通用するわけではないことは、高校野球が「技術」「指導」の面でも曲がり角を迎えていることを表している。

残る韓国戦で日本は、アメリカへの挑戦権を得る戦いをすることになるが、厳しい戦いになるだろう。



夢の裏バットマンレース(後半戦)


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