土曜の夜、阪神、DeNAの投手戦をテレビで見ていたら、解説の田尾安志が、阪神、金本知憲監督が、ロジャースを起用しなくなったことを「金本監督は、外国人選手があかんと、ぴたっと使わなくなりますねえ」と言った。同感だ。
新人の大山が頭角を現したことも大きいだろうが、阪神の金本監督は、外国人選手を「日本人の穴埋め」としか見ていない。打っているうちは使うが、打てなくなったらあっという間に見切る。
去年のヘイグや今年のキャンベルのように、ろくに使わないうちに「お蔵入り」させた選手もいる。マウロ・ゴメスもそこそこ数字を残していたが、あっさりクビにした。
日本人選手とは明らかに扱いが違う。

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こうした冷淡さは阪神、金本監督だけではない。昨日述べた、ギャレットを飼い殺しにした巨人や、他の球団にも見られる。
要するに外国人選手は金で買われた「助っ人」であって、「打ってなんぼ」「投げてなんぼ」だ。それ以上の期待もしていない代わりに、他にどんな良い徳目があっても、目の前で数字を上げなければクビ、ということなのだ。

身もフタもないというか、ドライというか。
ロジャースは確かに一時の勢いはなくなっているが、彼は不振を克服するために居残りの打撃練習もしているという。監督や球団首脳に「誠意」を見せていると言えるだろうが、そういう態度は幹部には響かないだろう。

「所詮ガイジンはガイジン、よそ者だ」と思うファンも多いと思うが、私は彼らをそういう存在だと思ったことはない。
よく似たタイプの選手が並ぶNPBの打線に、風貌もプレースタイルも大きく異なる外国人選手がいるのは、日本のプロ野球観戦の大きな楽しみだったし、彼らが日本で引き起こすいろいろな出来事も、カルチャーギャップを目に見える形で見せられる気がして、面白いと思ったものだ。

外国人選手のやめ際は例外なく寂しい。三冠王を獲得したブーマーは、ダイエーで打点王まで獲得したのに契約延長されなかった。
同じく三冠王のランディ・バースもシーズン途中に解雇された。トーマス・オマリーも好成績を上げていたのに阪神をクビになった。前年首位打者を取ったマット・マートンも翌年、不振に陥ると契約されなかった。

もちろん年俸の高騰などの諸事情はあっただろうが、彼ら助っ人は短い時間ながら我々を楽しませてくれたのだ。日本人と同様に、親しみを感じているファンも多い。
もう少し、人間並みに扱うことはできないかと思う。

アレックス・ラミレスのように日本の野球のスタイルを受け入れて監督になる野球人もいるが、これは極めてまれなケースだ。

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私は活躍期間は短くても、傑出した成績を残した外国人選手は特別枠で殿堂入りさせるべきだと思うが、そういう動きはない。

多くはどれほど活躍しても、成績が落ちればお払い箱。そういう球団の冷淡さ、ドライさにせこい「島国根性」を感じている人は多いと思うのだが。




夢の裏バットマンレース(後半戦)


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