昨日の午後6時は駅にいたが、駅のモニターで野球に見入った。関西なのに阪神巨人戦はやっていなくて、日ハム楽天戦、大谷翔平は無失点。携帯を見れば藤浪晋太郎も無失点、二人は久々にうまくやるかと思ったが。

家に帰ってBSをつけるとマウンドの藤浪のところに選手が集まっていた。後ろからリリーフカーが近づいてきて、藤浪はマウンドを降りていった。うつろな表情とはこういうのをいうのだろう。

大谷は6回途中で降板。予定の80球が迫っていたからだ。

ともに「腫れ物に触る」ように扱われた同い年の二人の大型投手のマウンドは明暗を分けた。

藤浪の今季一軍登板。

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当初の課題は制球だった。今季第1戦は、なんと8与四球0奪三振。
しかし球威はあり、それなりに試合を作ることができた。
多分に幸運はあったが、5月まではERA1点台。しかし連敗したことから二軍に降格。それなりの成績を上げて8月に再昇格したが、それからの方が酷くなった。
今の課題は死球だ。昨日に試合も4回、先頭の坂本勇人にぶつけてから、がたがたになった。

これは技術よりもメンタルの問題だろう。大きなプレッシャーの中で「ぶつけたら大変だ」という意識がどんどん大きくなっていく。そういうメンタルをフォローできる人がいない。

今季はもういいのではないか。ゆっくり調整させて、フェニックス・リーグやウィンター・リーグで自信を取り戻させる必要があると思うが。
掛布二軍監督がいなくなるのは、気がかりではある。

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大谷の今季一軍登板。

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今季初めて、全く危なげない登板だった。彼も制球が問題だった。四球を3つも与えたが、打者が前へ飛ばす気配がなかった。
ようやく投手としても使えるめどが立った。投手として実戦感覚が戻ってきたのだろう。

しかしながら、大谷はまだこんな状態で来季、MLB挑戦を明らかにした。全く早すぎる。投手としてようやく使えるめどが立ったレベルだ。

本人の意思を球団が尊重した形になっているが、実態としては球団が引き留めなかったのだろう。

今季の日本ハムは「解体モード」だ。選手をどんどん放出している。中田翔も今季限りだろう。球団は金が惜しい、金が欲しい。おそらくは新球場建設の話もあって。
ポスティングフィーで20億円を得るのは、球団の予算になっているのではないか。

選手を追い詰めるだけでフォローができない球団にいる藤浪も気の毒だが、金づるになるときにさっさと売っぱらってしまう球団にいる大谷も大変だ。

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プロとはそういう世界だろうが、二人とも残念な選手になってほしくない。
持てる才能を存分にSTATSに残してほしい。




夢の裏バットマンレース(後半戦)


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