日曜日のワイドショーでも、清宮幸太郎の話題は大きく取り上げられていた。テレビ業界は今、スポーツでも歌番組でもなく、ドラマとワイドショーで持っている。ここで大きく取り上げることができた時点で、清宮はすでに優良コンテンツになっている。

スポーツ選手でも、タレントでも、政治家でも、誰でもよいのである。ワイドショーで取り上げることができるような「ネタ」になれば、テレビ局にとってその人物はすでに「商売に使える」わけだ。

人は他人の不幸が大好きだから、ネガティブな情報の方が注目されるが、ネガティブは扱い方を間違うと名誉棄損などにつながりかねない。ポジティブな話題の方が良い。

清宮幸太郎のプロ宣言は、これまでさんざん清宮を持ち上げてきたメディアにとっては、望み通りのステップであり、メディアにとっては清宮がさらに金を生んでくれる「金の生る木」になったことを意味している。
メディアは高校通算111本塁打とか、記録めいたことをいろいろ報じているが、その中身はどうでもよいのだ。一般の視聴者が「へー!」と言ってくれるネタなら、いい加減でも何でもいいのだ。

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将棋界の藤井聡4段などもそうだが、そのすごさの「中身」にはほとんどふれず、わかりやすい「数字」を世間に喧伝して、注目、すなわち視聴率を集めるだけである。

少し踏み込んだ専門メディアになれば、もう少し具体的な論評、解説もするが、その注目度は、一般メディアの1%にも満たない。
多くの視聴者は、野球や将棋について知りたいとも思っていないし、愛着も抱いていない。ただただテレビをつけて、そこに何らかの意味で注目される人物が出てくればそれでいいのだ。興味があるとすれば、そうした人物のプライバシーであり、スキャンダルだ。

一見まともな報道のように見えるが、要するに今のメディアは最も下劣で、無責任な視聴者に向けて情報を発信しているのだ。
実際のところは品位のないメディアが、視聴者の欲望を刺激し、どんどん下世話なものに変えていったと言ってもよいだろうが。

清宮が大活躍すればそれでよし、だめになったらなったでそれもおいしい「おかず」になる。
大谷翔平のようになろうと、斎藤佑樹になろうと、ネタにさえなればそれでいいのだ。

清宮幸太郎のニュースは、そういうものだと割り切って考えるべきだ。
確かに世間の注目が集まるのは、NPBにも野球界にも良いことではあるが、野球ファンが一緒になって踊る必要はない。
一般メディアは、小馬鹿にしながら見るのが一番正しい姿勢だ。
そして清宮についても、他の選手についても上っ面の評価にまどわされることなく、自分独自の判断で、評価すべきなのだ。

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