残り3試合のDeNAと、2試合の巨人、ゲーム差は0.5、今日巨人が負けてDeNAが勝てば、1.5差となってその時点で巨人は届かなくなる。最後の最後で、巨人は踏ん張ることができなかった。
巨人は9回まで粘ったが阪神に4-5で負け、DeNAは広島戦を5本塁打、13-7で打ち勝った。

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巨人は今季、高橋由伸監督に過剰なまでの戦力を持たせた。その成績を見てみよう
投手
・山口俊(FA)DeNAから
 4試合1勝1敗0S0H 6.43  
・森福允彦(FA)ソフトバンクから
 30試合1勝3敗0S6H 3.05
・カミネロ MLBから
 57試合3勝5敗29S4H 2.42
・吉川光夫 日本ハムから
 12試合1勝3敗0S0H 5.87
野手
・陽岱鋼(FA)日本ハムから
 85試合 321打数87安打9本33点4盗.271
・マギー MLBから
 137試合515打数162安打17本76点4盗 .315
・石川慎吾 日本ハムから
 98試合235打数57安打 5本20点2盗 .243

特に投手陣は4人合わせて6勝14敗、カミネロを除いては壊滅的だった。菅野、マイコラス、田口がずばぬけた活躍をし、新人の畠も通用したが、彼らの足を新加入組が引っ張ったような形だ。

野手はマギーが予想以上の活躍。陽も後半から出場して活躍、おまけの石川も予想外の活躍ではあった。しかしマギーを加えたことで外国人枠が窮屈になるなど、無計画な補強による弊害もあった。

ここまでの補強をして、結局4位に終わったのだ。

まずは編成の責任が問われてしかるべきだろう。
そして高橋監督の采配も、優れているとは言えなかった。カミネロを下げてクルーズを昇格させ、クローザー不在で戦うなど、今の野球がわかっていないと思わせた。

結局、これだけ補強しながら、手当たり次第に使える選手を使うことしかできなかった。

巨人はいい加減に、「補強」と「育成」の中長期的なビジョンを立てるべきだろう。

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DeNAは、筒香を中心に若い選手が次々と出てきている。今年は宮﨑が主軸に名乗りを上げた。首位打者当確だ。倉本、桑原などもレギュラーに定着。相変わらずぶれが大きい梶谷だが、それでも最後は活躍した。そうした選手の活躍があって、筒香、ロペスが活きてきた。
ラミレス監督は「今当たっている選手」を見つけるのが非常にうまい。今季.215の戸柱を終盤に6番で起用して、たびたび殊勲打を打たせたのは驚いた。

投手陣は巨人にははるかに及ばなかったが、田中、パットン、三上、山﨑らをうまく使い、やりくりで勝ってきた。

昨年までのロッテ、伊東勤監督を思わせるしぶとい采配だった。

どうやらラミレス監督更迭、原辰徳監督招聘の動きがあるようだが、大戦力をじゃぶじゃぶ無駄遣いしながら勝ってきた原監督は、DeNAには全くそぐわない。
観客動員も増えているし、少なくともあと1年は、ラミちゃんでいかないとファンは納得しないのではないか。

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