広島は4日、投手の今井啓介(30)、小野淳平(30)、捕手の多田大輔(21)、育成捕手の松浦耕大(24)を戦力外にしたが、これとは別に梵英心が(37)が退団することになった。
梵は松坂世代。同じ学年の東出輝裕とともに、広島の主力内野手として活躍した。

キャリアSTATS

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今季はついに一軍での出場はなし。あと10安打に迫った1000本安打へ向けてカウンターは動かなかった。

37歳。通常で考えれば引退の年頃である。

広島の場合、こういう形で永年チームに貢献した選手は、何らかの形で球団内にポストを得ることが多い。

東出は昨年から一軍の打撃コーチ、それ以外にも現広島の現場には、監督の緒方 孝市、ヘッドコーチの高 信二、二軍投手コーチの佐々岡 真司、澤崎 俊和、二軍バッテリーコーチの倉義和、三軍統括コーチの浅井 樹と広島以外のユニフォームにそでを通したことのないOBがたくさんいる。
現場だけでなく、フロントにもOBはたくさんいる。

梵もそういう道を経るのかと思ったが、そうではないようだ。
ただトライアウトを受けるのではなく、各球団のオファーを待つという。

広島生え抜きで、引退せずに他球団に移籍した選手と言えば、最近では栗原 健太が記憶に新しい。梵より2学年下で、一時は主軸でならしWBCにも選ばれた栗原は、2015年、広島から大幅減額を提示されてこれを拒否し、自由契約となって楽天に移籍した。

残念ながら故障からの回復はならず一軍出場がないままに引退し、今年は楽天のコーチになっている。

1つの球団に入って、あたかも終身雇用のようにずっと同じ球団でキャリアを全うし、引退後も球団で給料をもらい続ける野球人は多い。特に広島はそういう形で強固な人脈を形成してきたが、いろいろな意味で球団の枠を超えてプロ野球が統一して行動をすべき時に、こうした強固すぎる「球団閥」は、ともすれば抵抗勢力、岩盤になりかねない。

梵に他球団のオファーがあるのか、また梵の挑戦がうまくいくのかどうかは全く分からないが、こうした動きが増えれば、NPBの風通しはもう少しよくなるだろう。
注目したい。

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ルーキー最多安打レース

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