来年、40歳になる武田久は、現役続行の道を探るようだ。こういう時代になったということだろう。


スポニチ(抄出)

日本ハムは5日、武田久投手(38)が同日をもって退団したと発表した。
9月に入り球団が現役引退を勧めたが、武田は現役続行を希望していた。(中略)「入団から15年間、ファイターズのファンの皆さんには背中を押してもらい、勇気をもらいました。今後はNPBの他11球団でのプレーを目指して、練習を続けていきます」


駒澤大、日本通運を経て2002年ドラフト4巡目で日本ハムに。即戦力の扱いだ。

キャリアSTATS

H-Takeda


170㎝の短躯ながら内角にズバッと投げ込む速球、フォーク、スライダーを武器として、度胸満点の救援投手だった。ぐっと体を沈ませて、弾むように投げるフォームはダイナミックだった。

今季シーズン中に中日に移籍した谷元圭介よりは球種が多く、多彩な投球をしたが、武田久の成功がなければ、谷元の思い切った起用はなかったのではないか。

2013年までは盤石のセットアッパーだったが、2014年春先に不振に陥り、以後、谷元、宮西、増井など強力なセットアッパー陣に割って入ることはできなかった。

39歳という年齢を考えれば、引退を決断してしかるべきだろう。おそらく球団も功績を考えれば、その後の処遇を提示したと思うが、武田はそれを蹴って現役続行を選んだということだ。

日ハムのコーチ陣は今年、大きく変わりそうだが、その1人になる可能性もあった。こういう形で離脱すれば、いわゆる「球団人脈」から外れる恐れもあろう。

それでもなお、自分に残された一縷の可能性にかけたい。こういう選手、ずいぶん増えた。

武田自身が体力に自信があるのだろうが、同時に「辞め時」が見えなくなったということもあろう。
球団最高年俸だったこともある。その実績から考えてトライアウトを受けるとは思えないが、どうなるのだろうか?

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ルーキー最多安打レース

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