こうして地区やリーグについて考えると、日本のプロ野球が大都市圏に偏っていることが良くわかる。

関東圏には5チーム、関西は昔は4チームだったが今は2チーム。

首都圏に一極集中している。そのために、野球ファンも都市圏に集中し、地方での「野球離れ」が加速している。

きっちりそうせよというわけではないが、市場に対して適切に球団を配置すべきだと思う。

日本には政令指定都市が20ある。それに23区を加えた21都市の人口と現在のプロ野球チームをならべてみる。阪神は厳密には西宮だが、神戸に割り振る。

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今のプロチームは人口の多い都市に集中している。これはマーケティング的には当然のことではある。

しかし、地方の顧客を獲得しないと次が開けないのも事実だ。

プロ野球空白都市のうち、関東圏には、これ以上球団は必要ない。川崎市に設置することは考えられない。横浜、東京から15分でもあるし。

京都はあってもよいとは思うが、他地域に比べれば優先順位は高くはない。松竹ロビンスが拠点だったことはあるが、客は来なかった。

北九州市は福岡市とほぼ同一地区だし、堺市も大阪市と隣接している。このエリアにプロチームがある必然性は少ないだろう。

次のNPBチームの最右翼は新潟市だ。日本海側最大の都市である。エリア的にもかぶらない。そしてすでに新潟アルビレックスBCというBCリーグで最多の観客動員を誇るチームがある。ハードオフ・エコ・スタジアムという3万人収容の本拠地もある。
新潟にはぜひ、球団を作りたい。

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続いては静岡県。浜松でも静岡でもいいが、県庁所在地で静岡草薙球場という歴史ある球場がある静岡市だろう。2.1万人というキャパはやや心もとないが、増設すればよい。
東海地区には有力な企業も多い。ここにはぜひ設置したい。

相模原は政令指定都市だが、中心市街というべきものがない。神奈川県でもあるし難しいだろう。

岡山はあってもいいが、広島、兵庫に隣接し、エリアが被っている。

3つめは熊本かとは思うが、ソフトバンクの商圏でも難しいか。

その他の地域でいえば、

四国4県を合わせても370万人。野球王国であり、ぜひここに1球団あればと思うが、経済的な後ろ盾が必要だ。この地域はNPBの傘下のマイナーリーグになって選手の供給源に徹するべきではないか。

あとは沖縄。人口120万人だし、移動は全部飛行機になるが、日本で唯一若者人口が多く、野球熱も盛んだ。キャンプはこの地域がメッカになっている。
那覇にはセルラーフィールドといういい球場もある。
ここに1つあれば、観光も兼ねた観戦ツアーが成り立つと思う。


ルーキー最多安打レース

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