本人は痛しかゆしだろう。打たれれば出番がなくなるが、好投すればするほど「救援もできる」あるいは「救援に向いている」ことを証明してしまう。
マエケンは今季、29試合25先発で134.1回を投げて13勝6敗。勝ち星は立派だが、長い回が投げられず、打ち取られることも多かったために、チームでの信頼感は今一つだった。
救援では4回投げて1勝0敗1セーブ、防御率2.25、この数字で「不得手ではない」と思われている節があったが。ポストシーズンに入っての戦績。

Maeken


前田は10月に入って、本当に調子が良いようだ。球速もシーズン中よりも早い153km/hを記録したという。制球も抜群で、1人も歩かせていない。スライダーの切れも抜群だ。
今日安打を打たれるまで、1本も安打を打たれていない。WHIPは、0.16だ。

それは本当に喜ばしいが、「救援投手マエケン」があまり過剰に評価されると、来季頭から救援に回されかねない。

上原浩治のように、それで大活躍できれば万々歳とは、マエケンにはとても思えないだろう。

MLBでは救援投手と先発投手では年俸が全く違う。

救援の上原の年俸総額は、9年間で5025万ドル、年平均で558万ドル。同じく救援でマエケンと同い年の田澤純一は8年で968万ドル、年平均で121万ドル。

先発投手ではダルビッシュ有は6年で5600万ドル。年平均で933万ドル、マエケンと同い年の田中将大は4年で8800万ドル、年平均2200万ドル。
ダルは今後、田中を上回る大型契約を結ぶと予想されている。

救援投手が、そうした大型契約を結ぶ例は極めて少ない。

マエケンは当然、先発投手として投げるつもりでMLBにわたっている。先発失格の烙印を押されたのならともかく、こんなことで救援に回る気はさらさらないだろう。

また今のマエケンの年俸は312.5万ドルの8年契約と、救援投手にはぴったりのボリューム感なのだ。使われ方を見ると、おそらく契約に、救援投手を拒否する条項もない。
このままローテを外れることになったら、10月は何だったのだ、ということになろう。

主役級の役者がたまたま脇役を演じたら好演したので、以後、脇に回らされた、という感じか。

ま、LADの先発陣は強力だが故障者が多くて万全とは言えないから、大丈夫だとは思うが、マエケンにとっては気がもめることではある。

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