今回の100人以上の指名選手のうち、同じチームから指名されたケースが10組ある。これを確認しておこう。
数字は指名順位。えんじ色抜きは育成だ、

社会人は3組、すべて3人ずつだ。

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NTT東日本は今年の都市対抗野球の優勝チーム、JX-ENEOS、日立製作所も関東地区の強豪チームだ。
これらの社会人は、別にプロに選手を輩出することで利得があるわけではない。
主力が3人も抜けることは、大きな戦力ダウンになる。
今季指名されなかった高校や大学の有望選手で補充することになる。

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大学は5組(修正しました)。

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昔は東京六大学が最高峰と言われていたが、今は様相が違う。東京六大学からは明治大の斎藤がドラ1で西武へ、慶應の岩見がドラ2で楽天に、東京大の宮台がドラ7で日本ハムに、立教大の熊谷がドラ3で阪神に、早稲田の大竹が育成4位でソフトバンクに指名されただけ。法政は指名がなかった。
失礼ながら上武大ってどこにあるのか、という感じだ。奈良学園大は地元だが、系列の奈良学園高校は進学校だが、こっちの名前は聞かない。それに比べれば東北福祉大はもう老舗に近い。
今、大学の野球部員は増加している。それは野球を売りにした学生募集をはかる新興大学が多いからだ。大学野球の勢力図は大きく変わろうとしている。

独立リーグは2組

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独立リーグは、契約金、年俸の1~2割が球団側にキックバックされる仕組みになっている。こうしてNPBに選手を輩出するのが大きな目的になっている。

ただ、独立リーグの経営者や監督からは「育成ではほとんどチャンスがないから行っても仕方がない」という声をしばしば聞いた。出戻りになる選手も多い。
そういうこともあって、今年は育成での指名が少なかったのかもしれない。

それにしても石川の本指名3人は凄いことだ。


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