グリエルは20歳そこそこの若者ではない。もう33歳になる立派な大人だ。しかし、まだアメリカでは2年しか生活していない。キューバの田舎者だということになろう。

昨日の試合、ダルビッシュから本塁打を打ってベンチに戻ると一瞬ではあるが、両手で顔を引っ張って、細い眼をして見せた。細い眼は吊り上がった目とともに、アジア人を意味する。蔑意を表すサインだとされる。

彼の行為は本当に短い時間ではあったが、弁解の余地はない。その行動がとっさに出たということは、彼が日ごろもそうしたしぐさをし慣れていたことを意味しているだろう。

来季開幕から5試合の出場停止処分になった。ワールドシリーズへの出場は禁じられなかった。今日も5番一塁で出場し、3打数無安打だった。

グリエルのキャリアSTATS

Gurrier


キューバにはたくさんいた「至宝」の一人。本来であれば、第三国を経由しMLBに渡ったはずだ。
しかし2014年、キューバ選手の国外移籍が緩和されて日本にやってきた。

キューバ国内リーグの選手ととしての身分も維持したため、オフにはキューバでプレーした。

しかし2年目の2015年は故障を理由に来日せず。そして2015年オフにカリビアンリーグが行われているドミニカ共和国からアメリカに亡命した。

2016年半ばに5年4750万ドルという契約を結ぶ。その能力はアメリカで認められたのだ。

複雑な国際関係に翻弄されるキューバ人選手らしい波乱万丈の野球人生だが、キューバ選手の中でもその行動はかなり身勝手な印象がある。

アメリカに移っても、政治や文化を学ぶことよりも、野球で精いっぱいだったのだろう。同情の余地はあるが、こうした選手は生きていくのが難しいかもしれない。

アメリカ、日本、キューバ、世界中の人々が不機嫌になりつつある昨今、こうした小さな摩擦が大きな問題を引き起こしかねない。一触即発の危機が、そこら中に存在する。アメリカ社会、MLBは神経質なまでにそれを恐れている。

日本では相変わらず外国人選手を特別扱いし、ときには使い捨てにしたり、待遇差別をしたりしているが、そういうことも非難される時代がくるのではないか。
対岸の火事ではある。ダルビッシュの大人の対応は賞賛されるべきだが、そうした観点からも「外国人枠」の見直しが始まるかもしれない。

gurieru



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