今年の巨人は「ドラフトでしくじった」のかもしれない。多くが指摘するように、捕手ばっかり4人もとったのはどう考えてもおかしい。
もともと九州学院の村上宗隆という中村奨成に次ぐ強打の高校生捕手がほしかったようだが、それがだめだった。
だからといって4人も捕手をとる理由がわからない。鹿取GMか誰かが勘違いしたのだろうか?巨人の捕手の陣容はこうなった。

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(修正しました)

4人の捕手を入れたために、4人が引退、自由契約、戦力外になった。相川、實松は年齢的にも仕方がないと言えるが、松崎と鬼屋舗は、ここまで捕手を大量に仕入れなければ、もう少しもったのではないか。

社会人の捕手を2人もとったのも不可解だ。即戦力で使わないと意味がないが、すでに小林誠、宇佐美がいるし、田中貴や河野だって控えている。どうする気だろう。

育成で入る大卒の二人は、出世はほぼ絶望的だ。それでも入団するのだろうか?親か誰かひきとめることはないのか。

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巨人というチームは「育成」の意味がわかっていない。たくさん選手をとれば競争原理でいい選手が勝ち残ってくると思っているようだが、野球は9人でやるスポーツだ。試合に出られる捕手は1人だけだ。

試合数は限られているから、何人もの捕手を出すわけにはいかない。「競わせる」「試す」といっても、その方法がないのだ。

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確かにキャンプではいろんな選手を併用していい選手を見つけるのは有効だが、選抜したらその選手を使い続けないと結果は出ないのだ。とっかえひっかえしたってだめだ。

巨人は小林の貧打が不満なのだろうが、彼は守備では貢献度大だ。そこに打撃が良い宇佐美をかませれば、それで十分ではないのか。

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さらにいえば、巨人には「巨人最高の捕手」の座間違いなしの阿部慎之助が違うミットをもって現役で頑張っているのだ。2年前のように阿部がマスクを被る可能性だってある。そっちの方がはるかにいい結果がありそうだ。

おそらく来季は小林と宇佐美にあと1人くらいの捕手が一軍に出るだけ、あとはみんなよみうりランドで野球をすることになるだろう。

巨人は「捕手党」でも作る気かとも思うが、そんなもの作っても、どこにも戦う場所はない。


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